ええい、この料理はなんだ!
店主を呼べ! このワシに、こんなマズいものを食わせるとは許せん!
お、お客さま・・・。 どうか落ち着いてください。
店主を呼べと言っているのがわからんのかぁっ!!
は、はぅ~・・・。
おい、騒ぐな。 メシがマズくなる。
なんだとぉ・・・。 キサマ、ワシが誰だか知っているのか?
あんたが誰だろうと関係ない。
一週間だ。
何ィ・・・?
一週間後に、もう一度この店に来い。
今食ったものより、もっとウマい料理を食わせてやるぜ!
よく言ったな、若造! その言葉、忘れるなよ。
あ・・・あの、危ないところを助けていただき・・・ありがとうございました。
気にするな。
ああいうのを見ていると、黙っていられない性分でな・・・。
でも、一週間後にあの人を満足させる料理を作るなんて・・・。
それはオレがなんとかするさ。
まずは素材探しだ。
ま、待ってください!
どうした?
お客さまの食べた料理の代金が、まだお支払いされてません。
・・・・・・。
いくら・・・?
594,367円です。
・・・・・・。
半分にならない?
なりません。
ヤツの舌を満足させるために、コクのあるバターと旬のヒラメが必要なんだけど・・・。
いいから払えよ。
ちょっと待ってくれないかな。
こいつ食い逃げだぁーっ!! 警察を呼べぇ~っ!
その後・・・
この店がどうなったかは、誰も知らない・・・。
>佐賀の隠し酒さん
ぼったくりすぎですよね、この店。
まさか、ぼったくり店だったとは。