さてさて、やって参りました!友です!
男です。
二人合わせて、六年三組です!
いやー、青春って憧れるよね。
なんだ突然だな。
憧れるよねー。あのドキドキ。
ドキドキって言われてもいまいちピンとこないんだけど。
そうだな。例えば、放課後に彼女と校門で待ち合わせて一緒に帰る、とか。
なるほど、それはドキドキだな。
一足先に下駄箱のところで一人で待ってる彼女の元に俺が駆け寄ってだな。
(なんかいきなり場面を語り始めた・・・)
俺が「お待たせ、行くか」って手を差し出すわけだよ。
あ、あぁ、そうね。
(意外と普通だな・・・)
そして、彼女は差し出された俺の手をバシーン!と弾く!
えっ!?
何汚らしい手を差し出しているのかしら、止めてちょうだい。私の白魚のような手が腐るわ。
って言いながら、汚いものを見るような目で俺を見る!
いやいやいや!
くぅー!青春だぜ!
おかしいだろ!このドM野郎!
え、何で?ドキドキするっしょ?
そりゃ、違う意味でドキドキしますけれども!
あとは、自転車で二人乗りってのも青春っぽいよな。
あぁ、それは確かに青春っぽい。
俺が自転車を漕ぎながら・・・
(今度はまともっぽいな・・・)
彼女はかごに乗るんだ。
ダメだろ!それダメだろ!
えー、なんだよさっきから!人の憧れの青春を否定ばっかして。
お前の中の青春が歪んでるんだよ!
それは心外だな。青春を極めた青春マスターの俺に向かってなんだその言い草は!
なんだそのこっ恥ずかしいマスター。
いいか!青春とは、俺たちの年代のために用意されたイベントだ!
まぁ、合ってるような・・・
楽しまなきゃ損だぞベンソン君。
誰だよそれ。
ここで問題。
お前の話には起承転結というものがないな。
青春に必要なものってなーんだ。
そりゃお前・・・彼女だろ。
正解・・・
彼女作るか・・・
お前、それでよく青春マスターを名乗ったな・・・
彼女募集中です・・・