さて、今日のお昼ご飯は何にしようかな・・・
む、ご飯が沢山あるな・・・。チャーハンにするか。
おーい。お昼はまだかー?
姉さん。お腹減ったなら手伝ってよ。
料理は弟の仕事だろ。キリキリ働け。
あたしは妹を起こしに行ってくるから、それまでに用意しとけ。
待て、ってもう居ないし。しょうがない、ちゃっちゃと作りますか。
(相変わらずここだけ豪勢な部屋だ・・・)
妹ー?そろそろお昼ごはんだぞー
あ、姉さん。もうそんな時間ですか。
うんうん、今日も妹は可愛いなー。何してたんだ?勉強ならお姉ちゃんが教えてあげるぞ?
いえ、宿題は3秒で終わったので大丈夫です。
そ、そうか・・・
ん?プリントが一枚落ちてるぞ。
あ、ダメ!
なになに「これでお兄ちゃんはあなたのもの!お兄ちゃん誘惑術」?
何だこれは・・・
え?
おかしいと思ってたのよ・・
突然髪をツインテールにしたり、無口になってクールになったり・・・
全部、あの弟を誘惑するためかー!
オー、ナニヲイッテルカワカリマセーン。
とぼけるな!あれは私の下僕だぞ。
いつもお兄ちゃんを奴隷扱いして、酷いよお姉ちゃん。
私はお兄ちゃんを奴隷扱いなんてしたくないもん。
むしろ、恋人になって欲しいもん・・・!
ダメだ!騙されるな!あれはお前が思っているより最低な男だ!
そんなことない!お兄ちゃんはいつも寝るときに頭ナデナデしてくれるんだもん!
もう、お姉ちゃんはお兄ちゃんに構わなければいいよ!
そ、それは困る。私はあいつが居なければ何も出来ないんだから。
この家で家事ができるの、お兄ちゃんだけだもんね・・・
あぁ・・・
ご飯行こうか・・・
そうだな・・・
お兄ちゃんは私の婿・・・
それはダメ!