わしはな、とってもえらい、みすてりあすぷりちーがーるのおコンさまじゃあ! 第三話じゃよ!
話が更新するたび、説明すんの?
だまれ! たまたま御覧になった方に対して失礼じゃろう!
さて、おぬしのいじめ問題の解決策を考えるとするかのう。
なんという説明セリフ。まあいいや。 お前さ、妖術が使えるんだよな?
そうじゃ。みすてりあすじゃろう?
それだったらさあ、その妖術でぼくをいじめる奴らやっつけてくれよ!!
それだったら、問題すぐに解決じゃん! やってくれよ! サクっと。
おぬし、なにか勘違いしておらんか?
これは、おぬしの問題で、おぬし自身が解決せねばまるで意味ないじゃろう!
自らの手でやらねば、いつまでたってもいじめられ続けるぞ?
そ、そんなあ。
わしは、おぬしのサポートをするだけ。やるのは、おぬし自身なんじゃ。
そんなあ! なんとかしてよう! ド○えもーん!!
たわけ! わしを『未来から来た青いたぬき型ロボット』と一緒にするな!!
いや、たぬきじゃないし! 猫型だからあくまでも! 怒られちゃうよ!
科学の力でなんとか解決などと、甘ったれた考えは捨てよ! わしは厳しいんじゃ!
もう、助けてくれるんじゃないのかよう。
だから、いい解決策をだな、って、話が最初に戻ってしまったじゃろが!
うーむ、そうじゃな、まず、おぬしがどの程度の力を持っているのかが知りたいのう。
電波力なら自身あるよ!
電波は置いておけ。
置いちゃうの?
よし、小僧、表へ出るんじゃ。
な、なにすんだよう?
わしと力くらべじゃ!!
な、なにすんの?
おぬしの腕っぷしをみたい。わしに全力でかかってこい!
え? ぼ、ぼく、暴力はいけないと思います。
あほか! なに言っとるんじゃ! 拳には拳で対抗せんと意味ないじゃろが!!
なにその体育会系理論!
今おぬしが置かれた状況を考えると、これが一番得策なんじゃ。
さあ! 全力でかかって来い! 組技、足技、関節技、なんでもよいぞ!
く、くそう! こうなったら!
ええい!!
(ぺしぺしっ!)
このおっ!
(ばしばしっ!)
はぁはぁ、えーい!
(ぽこぽこっ!)
あ、あのな、小僧。本気だしていいんじゃぞ?
本気だよ!! 本気でやってんだよ!!
……。
うりゃっ!
ぐはあっ!
ばたんっ!
弱すぎる。
こりゃ、ちゃんと考えんといかんなあ。
つづく