ククク・・・。 よくここまで来たな。
このワシの部屋までやってくるとは、なかなかの腕前じゃ。
いや。 呼んだの爺ちゃんだろ。
それで、何の用なの?
これを・・・。
ワシの背中に貼るがよい!
マグネット入りの・・・エレキバンか。
貼るときは、こう叫ぶのじゃ。
ミリステラ・マグネライザー!! 交 流 磁 気 治 療 法!!
・・・と。
エレキバンは交流じゃないよ、爺ちゃん
この若者・・・良い目をしておる。
はいはい。 わかったから、背中見せて。
えーと、このへん。
ほう・・・そこに貼るとは・・・。
いいから。 どこに貼るのか、ちゃんと教えてよ。
うむ。
・・・む!
今度は何?
こ、これはっ・・・!?
エレキバンが北斗七星の形に!
マグネセブンワンダラー!! 北 斗 七 磁 星 陣!!
そんなの別にどうでもいいよ。
見える・・・時の流れが・・・。
そりゃ70年も生きてりゃねえ。
はい。おしまい。
全部、貼り終わったよ。
ごくろう。
だが・・・!
まだ何かあるの?
貴様に試練を与えてやろう。
番茶でいい? それとも緑茶?
こやつ・・・未来を読んだか!?
お茶を煎れさせるたびに、いつも試練とか言ってるの爺ちゃんだろ。
さては貴様・・・。
ティーポットプレコグニション!! 茶 瓶 未 来 視 眼!!
・・・の使い手じゃな。
あー、いいね。 未来見えたらいいねぇー。
未来なら見えておるよ。
ワシの孫が・・・年寄りの道楽につきあってくれる、優しい男に育っている・・・。
爺ちゃん・・・。
ワシには、そんな未来が・・・いつも見えておるのじゃ。
これぞ・・・。
オポチュニズムオールドワン!! 御 都 合 解 釈 老 害!!
・・・はいはい。
もっと普通に、アルツハイマーとかにでもなってくれないかなあ・・・。
アイタタタ・・・。
ポーズをとって力んだら・・・こ、腰が・・・。
マッスルペインサドンデス!! 唐 突 腰 痛 撃!!
知るかっ!!