『少女の角笛4』

昼休み

むっ!

おや!?

よ、咲夜!

と話かけられましたが、私は当初の目的であるジュースをそそくさと買い、クール去る。

ちょいちょい!だーかーら、ナチュラルに傷つくって!

なんですか、先輩?用事があるなら手短にお願いしたいんですが。

お前ってホントに愛想無いのな。

愛想とは、尊敬できる立派な憧れにしている先輩へ向ける、敬愛なのですよ?知ってました?

いや、それぜってぇちげぇから!!

なら、愛する者を想う、ことで生まれるのが、愛想なのです。つまり、先輩は私に愛を取り戻しさせてくれたら

きっと愛想が生まれるんですよ。

そんな世紀末OPみたいなことは、この話ではでん!!

では、出してさしあげます!

え?!マジ!出来んの?!

この話、学園ファンタジー的な立ち位置目指してたけど、一気に

「これから毎日、家を焼こうぜ?」的な事ができんの?!

はい!ですから、教室に戻って準備しますんで、少し待っててくださいね。

んで、この前話してた事なんだけどな。

(くっ、やはり、ノリだけでは乗り切れんか)

で、なんですか、この前って?

あれだよ。夜中に出て行って、翌日の朝にはいつの間にか帰ってる、ってヤツ。

あぁ、ハメルーンってやつですか?

そうそう、不思議な音色が聞こえるってやつ。

で?

ん?

それを

私が

どーしろと?

だってさ、お前って昔から変なことによく巻き込まれるタイプじゃん?

しかも、予期せぬって事柄ばっかでさ。

・・・・・・・確かに、

今、絶賛悩んでいる小説についても、巻き込まれた。と言ったほうが妥当な気がする・・・・。

だから、お前ならもう何かしら巻き込まれてないかなーってさ。

ところがどっこい、私は執筆作業が忙しく、そんな意味のわかんない事には巻き込まれる暇はありませんので。

あららー?予想外。

こいつは私が、変なことに巻き込まれることを期待してやがるな・・・。

と、その時であった。

『町内の皆様、今週の日曜日は”星海祭”の実行委員会の委員会があります。』

『実行委員の方は忘れず、遠見神社の事務所への集合を忘れずに、参加をお願いします』

と、町内放送が学校のアナウンスかと思うくらいに流れてきた。

あー、そういえば昔、二人で行ったけな、星海祭!

先輩、違う女のこと間違ってるんじゃないですか?

おいおい、流石にそこまでーーーそこまでーーーー・・・・。

なにか、私に言葉は?

ご、ごめんなさい。

ふふ、仕方ないですね。

初犯という事も考慮し、

絞首刑。

重い!罪が魔女裁判並みに重い!!

うそですよ。う・・・・そ・・・

バチンッ!

え、ちょ、ビンタするまで嫌だった・・・の?

え?あ、いや、蚊がですね。

と、先輩の頬を叩いた(まぁ、少しは私怨があった事は認めよう)手を見せる。

・・・・・いねぇじゃん。

ちッ、やつめ、命拾いしたか・・・。

ま、もうはね音もしませんし、先輩が死ぬこともないですよ。

今・・・幼馴染に、本気で嫌われていることを知って、死にそう。

あっそうですか、まぁ、なにか巻き込まれたら報告しますよ。そこまで知りたいなら。

お!やっとやる気になった?

その変わり、学校ではあんまり話しかけないでください!

えー、なんでさー?

それは当たり前だ。

このチャラ男()年上幼馴染は意外にモテるので、

今だって、そこらじゅうからくる、コイツにほの字の連中からの目線が痛い、からだ。

(ま、そんなこと言って調子に乗られるのも迷惑なんで黙っておきますけどね)

じゃ、とりあえず戻りますんで!

はいはい、まぁ、期待してるぜ!

勝手にどうぞ。

あ!あと、あんま無茶すんなよ?俺のためだからってな。

誰がしますか、ぽこちんたん!

なんだか、あの二人って不思議っすねぇ!

ほんと、見ててほのぼのするな。

へへへ

ふふふ

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公開日 2013/01/06 01:02 再生回数 8

作者からのコメント

ただの日常パートかもよ?

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