女「あ~~、バイト疲れた~」
女「店長も無茶ばっかり言って、人を何だと思ってるんだろ!」
女「ま とりあえずお風呂でも入ってリラックスしますか!」
女「ふぅ~・・・ ホントに疲れたな~・・・」
?「隙あり!!」
女「ん?」
?「俺のこの手が光ってうなる!」
?「お前を倒せと輝き叫ぶ!!!」
?「必殺!!シャイニング・フィンガー!!!」
女「ふっ・・・甘いな・・・」
?「なに!?」
女「気配がありすぎて手に取るようにわかるわ!!」
?「ばかなっ!完全に気配は消したはず!!」
女「爪が甘いというのがわからんのか!この愚妹が!!」
女「だからお前は阿呆なのだ!!!」
女「ダークネス・フィンガー!!!!」
妹「きゃああああああああ!!!!」
?「うるさぁぁぁい!!!」
女「うわっ!!」
妹「やばい!」
?「この厨二病患者どもが・・・」
女(やばいっ!これは姉貴の明鏡止水の境地で覚醒したハイパーモード!!俗に言うマジギレだ!!)
姉「精神病院に送る前にあの世へ送ってやろうか?」
女「お姉ちゃん・・・ちょっと落ち着きなよ・・・」
姉「お前らを黙らせたら落ち着くかもな」
女「まぁまぁ、いつものことじゃない?」
姉「だから余計タチが悪いんだよ!とっととその厨二病を治せ!!」
女「だが・・・断る!!」
姉「面白い・・・その喧嘩・・・買ってもいいな?」
ドォォーーーーン・・・
妹「わっ!!」
女「一体何事!?」
<緊急市内アナウンス・・・緊急市内アナウンス・・・>
<たった今、高等能力者(笑)が市内に出現し、能力を乱用しています!>
<大変危険ですので一般の方は直ちに避難をするか、覚悟してください>
女「・・・・・・」
妹「・・・・・・」
女「・・・妹ちゃん・・・」
妹「・・・うん・・・行こうか!!」
姉(・・・くっ・・・・・・だから厨二病は・・・っ!)
・・・いつからか、ある特定の人間は異郷の能力を手に入れた・・・
あるものは身体能力の飛躍的増加
あるものは物質の転移・創造・操作
また、あるものは空想上の技を使えるようになった
その人間らの共通点は“厨二病”であることだった
女「よしっ!準備はおk?」
妹「もちろん!さぁ!いこう!」
妹「高等能力者(ハイスペッカー)の義務だからね!」
第一話 高等能力者(ハイスペッカー)