“ぐだぐだな日常5.5”

ざっざっざっざっ・・・

か、楓ちゃ~ん・・・

どうしたのだ渚~。 早く来ないと置いていくのだ~。

いや、・・・ちょっと・・・ 休憩・・・しよ・・・。

またなのかなのだ。

渚よ、歩き始めてまだ10分も経ってないのだ。

運動不足にもほどがあるのだ。

だってあたし、ニートだもん。

(そんな言い切られても困るのだ・・・)

しょうがないのだ。 ここで休憩するのだ。

ざざあぁぁぁ・・・

あっ気持ちいい風~。

渚、お茶を淹れたのだ。

あっありがとう、楓ちゃん。

あちちっ・・・ふぅ~。ふぅ~。

ねぇ、楓ちゃん? もうちょっと冷たいお茶とかないの?

山中で病気にでもかかると大変だから、あったかいお茶を用意したのだ。

なるほど。つめた~いお茶もいいけど、それでお腹壊しちゃったら大変だもんね。

だが安心するのだ。もちろん、冷たい方も用意してあるのだ。

え? あるの?

うむ。

あたし、冷たいお茶の方が良かったんだけど・・・。

分かったのだ。今用意するのだ。

いやいやそんな、このお茶飲むから大丈夫だよ! 次からは冷たいほうがいいかなぁ~って・・・

私と渚の仲なのだ。 遠慮なんてしなくていいのだ。

楓ちゃん・・・。

熱いお茶は私が飲むのだ。だから気にしなくていいのだ。

・・・・・・。

(ぬふふふ・・・すべて計算どおりなのだ。)

(これで渚と間接キス成立なのだ♪)

・・・・・・。

さあ渚、冷たいお茶が入ったのだ。

ごめんね、楓ちゃん・・・。

気にする必要ないのだ。

(間接キス、 間接キス、 間接キス)

ざざざぁ・・・・

あれ? なんか今、物音がしたような・・・

風の音なのだ。気にする必要ないのだ。

どす・・・どす・・・

な、なんか足音? みたいなのも聞こえてくるんだけど・・・

風で木の実かなんかが落ちてる音なのだ。気にする必要ないのだ。

ぐるるるるる・・・

じゃっ!? じゃあ今の音は!?

私の腹の音なの・・・

おかしいのだ。さっきご飯を食べたばかりなのだ。私ではないのだ。

・・・・・・!!!!

きっと獰猛な獣の飢えた腹の音なのだ、別に気にする必要も・・・

・・・・・・。

パクパク...

・・・・・・。

・・・・・・。

ガクガクブルブル....

・・・・な、渚よ。

・・・・な、なに、 かえで・・・ちゃん。

さっきから後ろから生暖かい風が吹いているのだが、もしかして・・・

う・・・うん・・・。

もしか・・・しちゃう・・・ かも・・・。

・・・・・・。

だるまさんが転んだ!!!

・・・・・・。

・・・・・・。

逃げるのだー!!!!

ひゃああ!! 待ってよ楓ちゃん!!

くまー!!!

くまー!!!!

! 見よ渚!  こんなところに洞窟があるのだ!

ぜぇー・・・ぜぇ・・・

とにかく、ここに隠れるのだ!

う・・・うん・・・

くまー???

はぁ・・・はぁ・・・

ぜぇ・・・ぜぇ・・・

ぅおうぇ・・・

な、渚! しっかるするのだ!

待ってるのだ! 今氷砂糖を用意するのだ!

渚、 これをゆっくり口に含んで・・・。

・・・・・・。

・・・・・・。

渚、大丈夫かなのだ?

う・・・うん・・・。

さっきよりは・・・だいぶ・・・。

済まないのだ渚。 私がついていながらこんなことになってしまって・・・・。

ううん、手段はどうあれ、楓ちゃんがあたしをキャンプに連れてきてくれて、本当はとても・・・。

・・・・渚。

・・・・ここ、涼しいね。

う、うむ、そうだな。

しばらく、ここで休むのだ。 その間にさっきの熊も何処かへ行ってしまってるのだ。

・・・・うん。 ・・・・あれ?

? どうしたのだ、渚。

洞窟の奥、なんか・・・・

・・・・光ってる、のだ?

もしや・・・・

ロシア・・・・

・・・・・・。

ロシアの・・・・

殺し屋・・・・

おそロシア・・・・

ひゅぅぅ~・・・・

・・・・へっくちゅ!!

む、いかんのだ! 渚、あったかいお茶なのだ!

ありがとう、楓ちゃん。 あちちっ・・・・

ずずず~・・・・。

ふぅ~・・・・。 あったまる~。

(やっぱり、あったかいお茶も持ってきておいて、正解だったのだ。)

それからしばらく....

渚、どうやらさきほどの熊はもう去ったようなのだ。やっとここから出られるのだ。

ほんとっ!? よかったね、楓ちゃん!

・・・・して、渚よ。

はえ?

どうするのだ?

ど、どうするって?

洞窟の奥の光・・・・ 今もこうして輝いておるのだ。 気にはならないかなのだ。

う~・・・・ そりゃ、気になるけど・・・・。

なんか怖いし・・・・。 ねぇ。

・・・・もしかしたら金銀財宝の可能性も

レツゴー三匹だよ楓ちゃん!

タッタッタッタッタ....

・・・・相変わらず、現金なのだ。

~終劇~

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Posted at 2012/09/10 23:09 Viewed 30 times

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少なくするといったその次からすでに100p越えとはこれ如何に。 次→http://www.kimip.net/play/MCgzL

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