ー時は宇宙暦0079年。 人類が宇宙へ移民をはじめて1世紀が経とうとする頃。
地球から遠く離れたコロニーが「ヅオン公国」を名乗り、地球に対し、独立戦争を挑んできたのだ・・・ー
<<連ポー軍段ボール戦艦ホワイトペース>>
<<ホワイトペースブリッッジ>>
セーラさん:12時の方向に敵影あり!! ヅオンのモピルスーツです!!
プライトさん:マムロにニャンダムで出撃させろ!
セーラさん:マムロ! マムロ! 聞こえて? 敵よ! ヅオンが来たわ! 聞こえて?
<<カタパルトデッキ>>
マムロ:聞こえてますよ、セーラさん。戦えばいいんでしょ、戦えば。
セーラさん:マムロ、これは戦争なのよ。今、ニャンダムを動かせるのは、あなただけなの。わかって?
マムロ:わかってますよ。ぼくがニャンダムに乗ればいいだけのことですよ。
セーラさん: 頼んだわ、マムロ。
マムロ:(まったく! 人の気も知らないで!!)
<<連ポー軍モピルスーツ ニャンダム>>
マムロ:ニャンダム行きまーすっ!!
ニャンダム:(ゴゴゴッ! びゅうーーーん!)
マムロ:来たな! ヅオンめ!!
<<ヅオン軍量産型モピルスーツ ザクマ>>
ザクマ1:(しゅごー)
ザクマ2:(しゅごしゅごー)
マムロ:射程に入ったぞ! ここはライフルで!
ニャンダム:(どっきゅーーーん!!)
ザクマ1:(ぎゅ、ぎゅわわっ)
どっかーーーんっ!!
マムロ:やったか!!
マムロ:次っ!
ニャンダム:(どっきゅーーーん!!)
ザクマ2:(ぎゅわわっ)
どっかーーーん!
マムロ:これで終わりか。以外にあっけなかったな。ん?
マムロ:な、なんだ!? あのザクマの速さはっ!?
?:(しゅごーっ!!)
通信:『セーラさん:マムロ! 気をつけて!! あれは、赤い彗星のツャアよ!!』
マムロ:ツャア!?
マムロ:な、なんて速さだ!
マムロ:くっ! 追いつけないっ!
ツャアザクマ:!!(がががががっ!)
マムロ:くっ! 撃ってきたっ!!
ニャンダム:(がんっ! がんっ! がんっ!)
マムロ:くそっ! 直撃をくらったか!! こっちもライフルで! 当たれぇ!
ニャンダム:(どっきゅーーーん!!)
ツャアザクマ:!!
マムロ:かわされたっ!?
ツャアザクマ:(がががががっ!)
ニャンダム:(どごんっ! どごんっ!)
マムロ:ちぃっ! 一方的にやられてっ!!
マムロ:くそくそくそっ! 落ちろっ、落ちろっ!
ニャンダム:(どっきゅーーーん! どっきゅーーーん!)
マムロ:おちろおちろおちろーーー!!
ニャンダム:(どっきゅーーーん! どっきゅーーーん!)
ツャアザクマ:(しゅごー!)
マムロ:このこのこのぉっ!!
マムロ:まだまだぁっ!!
マムロ:!!
マムロ:!!!!
通信:『セーラさん:マムロ! マムロ! 落ち着いて!』
通信:『セーラさん:こちらのレーダーで、ツャアは撤退していくのを確認したわ!』
通信:『セーラさん:……もう、戦闘は終わったのよ、マムロ』
マムロ:はぁっ、はぁっ、はぁっ……。
プライトさん:ツャアにいいようにやられたな。
マムロ:……。
プライトさん:それでよくニャンダムに乗っていられる。
プライトさん:パイロットの適正も考えねばならんな。
マムロ:……ぼくにニャンダムを降りろというんですか?
プライトさん:それもありうるということだ。
マムロ:人の気も知らないくせにっ!
プライトさん:なんだと?
マムロ:電柱のあなたに、なにがわかるんですかっ!
プライトさん:きさまっ!! (ぼかっ!)
マムロ:ぐはっ!!
マムロ:殴ったね!? 父さんにもぶたれたれたことないのにっ!
プライトさん:その甘さが、戦場では命取りになることを身を持って覚えておけ!!
セーラさん:プライト、言い過ぎよ・・・。
マムロ:く、こんなところ出てってやる! もう頼まれたってニャンダムに乗ってやらないからな!!
セーラさん:ちょ、ちょっとマムロ? マムロッ!!
プライトさん:放っておけ。
マムロ:ぼくが一番ニャンダムをうまく扱えるのに。
マムロ:ぼくが乗らなきゃ、プラモだって売れないのに。
マムロ:スパロボ大戦なら、ぼくを大事にしてくれるのに!
マムロ:こうなったら、マジンガーに乗って一泡ふかせてやる!
ー時は宇宙暦0079年、戦火は宇宙(そら)から地上へと、燃え広がっていくのであった・・・・・・ー