ざっぱーん!
オレ様はイヅル! とっても偉いラノベ作家だ! 今日も罵詈雑言を駆逐すべく行動を開始するぞ!!
なに? 「ISの続きを作れ」? うるさい黙れ! 削除だ!
なに? 「キミP!のイヅル作品つまらん」だと? ええい! 削除だ!
なに? 「イヅルって病気だっていってるけど、何の病気なの? 仕事したくない病?」 ええい! 不謹慎な! 削除だ!
なに? 「イヅル先生の大ファンです」だと? ええい! 削除……しないでおこう。
さて、原稿を売り込むべく、出版社に電話だ。
もしもし、雷撃さんですか? イヅルです。
はあ、間に合ってる。そうですか……。
もしもし、キャド川さんですか? イヅルです。はあ、仕事はないですか、わかりました……。
もしもし、中学館さんですか? イヅルです。あの、お話だけでも、そ、そうですか……。
しかたがない。あそこへ電話するしかないか。
もしもし、×ディアファクトリーさんですか? イヅ……
(プープー)
……。
きょ、今日はこれくらいにしといてやろう。
まったく、オレ様のすごさを理解できない愚鈍編集どもめ!
さて、執筆活動でもするか。
『え? メイド喫茶ができたの?……』
こうして、書き込みを削除しまくるイヅル自身が、
業界から削除されてる事を、本人はまだ知らないのであった。