“魔法少女物語1~覚醒~”

でわ今日の授業はここまで。

今日も授業が終わった!

さて、これからバイトに行かないと。

それはご愁傷様。

私はこれから遊ぶんだ!

たまには労働したほうがいいですよ。

ま、まあ検討してみるよ。

でわ、また明日。

さて、寧子(ネイコ)さんもバイト行っちゃったし私も行こうっと。

フンフフ~ン♪

ウサー。

およ? どこから声が…

ウサー。

橋の下からだ。

ん? あれは…

ウサー。

おー! 可愛いうさぎさんだー!

よしよし♡

ウサー。

うん? このうさぎの髪飾りは何だろう?

結構よさそう! もらっちゃおう!

カチッ。

おおー! バッチリ!

ふぅ、やっと適合者が現れた。

え?

私はうさぎの格好してるけど怪しいものじゃないから。

・・・。

おっと、私は地球外生命体、アニマールズの元メンバーです。

・・・。

突然ですが私が元いたアニマールズによって地球が狙われています。

・・・。

しかし私では彼らを倒すことはできません! そこであなたに協力してほしいのです!

・・・。

お願いします! 地球を救うためになにとぞ!

うさぎがしゃべってるー!

結局突っ込むところはそこですか。

これは夢! 私よ! 早く起きろー!

えい!

ペチ。

痛!

夢でしたか?

いえ、現実ですね。

話を戻します。 今地球は大変なんです!

一応聞いていたから大体はわかったです。

そうですか! では…

お断りする!

そ、そんな!? 何故!?

ここでは危ないことは全部警察に任せるのが正しいの!

普通の人類では彼らに対抗できないんですよ!

そうしたら私でも対抗できないよ!

大丈夫、そのヘアピンの力は…

ドガーン!

な、何事!?

くう! もう来たか!

ドカーン!

男性A「うわっ! 急に爆発した!」

女性A「きゃー!」

い、一体これは!?

奴らの仕業です!

でも姿も形も見えないよ。

それは奴らが特殊なフィールドにいるからです。

特殊フィールド?

いわば魔法が使える「マジック・フィールド」といいます。

その場所にいると他の人には見えません。

しかしその場所で起こったことは現実に反映されてしまうんです。

つ、つまり?

そのフィールドで爆発したら現実でも同じことが起きると思えばいいのです。

なるほど!

アニマールズはそのフィールドを利用して地球を侵略しようとしているのです!

そ、そんな敵にどうやって立ち向かうの?

あなたが付けてるそのヘアピンは魔法少女になるためのものです。

そのフィールドに入るのにもそのヘアピンの力が必要なんです!

解りました!

わかったなら今すぐに…

これは返すから後はお願いね。

ええっ!?

だって痛い事はやはりしたくないですから。

これは魔法少女の素質のある人にしかつけることができないんです。

つまりあなたは選ばれた!

できれば選んで欲しくなかった。

つべこべ言わずにさっさと「フィールドダイブ」と叫んでください!

わかりましたよ! フィールドダイブ!

フシュー。

うわあああああ!

ベシャッ!

いたた~、ダイブっていうより落ちるが正しい気が…

でも入れたからいいじゃないですか。

で? 敵は…

ヨ―!

バキ、ゴカン!

お店を壊すのはやめなさい!

ヨー?

悪党はこの…

・・・。

このま…

・・・。

どうしたんですか!

めちゃくちゃ恥ずかしい!

はやく! 変身って言うだけですよ!

でもまだ戦うなんて言ってないし。

ヨー!

二人「投石してきたー!」

早くお願いします!

こ、こうなったらやけです! 変身!

キュピーン!

変身完了!

ってこれすごく恥ずかしい!

ヨー!?

敵は投石したものが破壊されて混乱してる! 今がチャンス!

でも攻撃手段が解らないよ~!

手に炎を絡めて放つ、「ファイヤーナックル」を!

こ、こうかな?

ファイヤーナックル!

ドガン!

ヨー!!

ボシュウ!

き、消えた。

やりましたね♪ 倒したんですよ!

おお! やったー!

でも戦闘員なので一番弱いですけどね。

こらー! 勝利の余韻に浸らせろー!

こうして、アニマールズに対抗する魔法少女がここに誕生した。

そしてその魔法少女のことが幹部に伝えられる。

どうやら我らアニマールズに反抗をするものがいるようですね。

まったく愚かしい。

しかし相手も魔法が使える、侮ったらこっちがやられるぞ。

ずいぶん弱気だな。 パンダリーナ。

我らも魔法が使えるが、あのヘアピンにはキャッツ様の力が入ってるんだぞ。

ふむ、そう言われると少々厄介…

キャッツ様の力が入ったものはあれだけじゃない。

そういえば貴様も魔法少女だったな、寧子。

今から私が行って倒してくる方が手っ取り早いが…

キャッツ様の命令で私は日本以外の国の占拠をしなければならない。

当分は貴様らに任せるがはたしてあいつの相手が務まるかな?

ふん! 新人だったはずのお前がここまでのし上がってこれたのもみんなキャッツ様の力のおかげだということを忘れるなよ。

それは私より強くなってから言え。 今のままだと敗者の戯言にしか聞こえないぞ。

ならば今ここで!

二人ともそこまでだ。

今は会議の真っ最中、力試しなら余所でやってくれ。

アニマールズ幹部達よ。

みんな「キャッツ様!!」

ふふふ、面白いことになったな。

しかし、魔法は少々厄介です。

ほう、お前はあの魔法少女に負けると?

いえ! 滅相もない!

ならば次はブータン! お前に任せよう!

はい!

ケロルドは東ヨーロッパ中心に占拠しろ。

はい!

パンダリーナとクマサンダ―は日本以外のアジア地域を占拠!

はい!

そして、

パンサー・寧子よ。 貴様は西ヨーロッパを占拠するのだ!

わかりました!

幹部達は行ってしまう。

ふふふ、楽しみだぞ! もう一人の魔法少女!

ふははははははは! エホッ、ゴホッ!(咽た)

私がこの姿で会った時があなたの最後だからね。・・・宇佐美。

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Posted at 2012/08/22 13:26 Viewed 28 times

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魔法少女ネタが書きたくて書いてみました~。  後シリーズ展開で考えています。  気軽に見て楽しんでください。

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