普通は、青黄でしょ~。
何言ってんの、黒桃だって言ってんでしょ?
(あ、平野もみじだ。可愛いなぁ。)
(あだ名は、その隠れ巨乳にちなんで「もみひら」。)
(クラスの男子のほとんどが、彼女の巨乳を己の妄想の中でメチャクチャにしているだろう。)
(そして俺は「もみひら」のことが好きだ。)
(妄想の中で、「もみひら」を何度絶頂させたことか…)
(弄くりまくり過ぎて、巨乳が取れた妄想をしてしまった夜は、一睡もできなかった…)
(「もみひら」には、俺の熱い思いはまだ伝えていない。)
(いつか…、いつか「もみひら」に俺の思いを伝えて、そして…、)
(その隠れ巨乳をもみしだいて、もみじを真っ赤にさせたい。)
(強く揉んで、「もみひら」のおっぱいに、俺の真っ赤な手形(もみじ)を半永久的に残したい。)
(秋の夜長に、その真っ赤な手形[もみじ]を見ながら栗拾いしたい。)
(それを実現する為には、まず「もみひら」と仲良くならないといけない。)
(よし、彼女に話しかけてみよう。下心を出さずに…。)
なになにィ? 何の話してんの?
ちょっとォ、今もみじと話してる最中なんだからジャマしないでよねぇ。
貧乳に用はない、殺すぞ。
はい、今死にました! 俺の妄想の中でお前は、再利用性のないミンチと化して死にました!
ひどっ。泣くぞ。
泣いてる暇があるなら、胸をでかくする努力をしろ。怠けるな、怠け乳。
うぇ~んっっ
ちょっと、つむちゃんに酷い事言わないでよ。
俺は、今すぐにでもお前と喋りたかったんだ。アイツは目障りだ。
ええい、人と話す時は、目を見ろ! 胸ばっか見るな!
しょうがないじゃないか。男の子だもん。
男子が、男の子とか使わないでよ!気持ち悪い!
気持ち悪いのはわかってる。だけど彼女になってくれ。
いつ告白の流れになった?!
もういい、最悪彼女にならなくてもいい。ただお前の身体に、俺の紅葉マークをつけさせてくれ。
えっ、何お前。私にスパンキングしたいの?
違うっ、俺はもみひらの尻に用はないんだ。もみひらの巨乳に話があるんだ!
とりあえずお前は、その視線を上に向けろ。私の目はそこじゃない。
カッ!(目を見開く音)
何なのよ、アイツら。
あのリア充達め。何か見ててイライラしてきた。ちょっと胸貸せ。つむ。
えっ?
イラ壁!
(ドンッ!)うっ!
人の胸を、壁殴りに使うな!