はぁ~今日も学校疲れた。毎日同じ繰り返しで疲れちゃうわ
そーかな~私は結構楽しいけど!
あんたはいつも楽しそうでいいわね~。私も別に今の生活に不満はないけど刺激が足りないのよ。
刺激??
そう刺激。例えば家に帰ったらイケメンの執事がいた~とか。
えーそれは難しいよ~確かにいきなり居たらびっくりするけど!
…あ!そういえばお使い頼まれてるんだった!私コンビニ寄ってくから今日はここで!家に執事が来てるといいね!また明日~!
そうなの?また明日…(あら、もうあんなとこにいる…。楓(かえで)はいつも元気ね)
楓がいなくなり、一人になった私は先程より少し速いスピードで歩きだした。
(しかし本当に毎日つまらないわね…なにか面白いこと起きないかしら?)
考え事をしている内に家に着いたようだ。気づけばそこはもう家の前だった。
ただいまー
お帰りなさいませ。花梨(かりん)お嬢様。
………だれ??
今日から花梨お嬢様の専属執事を任されました一ノ谷 俊(いちのや しゅん)でございます。
…まさか理想が現実になるなんて。