??「相変わらず、凄い寝相だよね。どうやったら……眼鏡つけたままで、寝れるんだろう」
男「ZZZZZZZZZZ……」
幼馴染「気持ち良さそう……えへへ、おーちゃんの寝顔、可愛いなぁ♪」
幼馴染「って違うよ!早くおーちゃんを起こさないと!夏休みだからって寝過ぎはいけないんだから!」
幼馴染「でもあれだね……普通に起こすのも面白くないなぁ。こうなったら、朝起きたくなるような起こし方しようかな……」
男「ZZZZZZZZ……XXXXXXXX……」
幼馴染「よし、そうとなれば発進!友蔵さん!」
目覚まし「…………ガオ」
・・・・・・・・5分後
男「…………ZZZZZZZ」
目覚まし「グォ……グォォォォォォ。ガブリッ」
幼馴染「あれ……噛む機能なんて付いてたかな?」
男「ねむ……ふぁぁぁぁ……」ドクドク
男「あ、幼おはよう。ってかまた窓から入ってきたんだな、お前」ドクドク
幼馴染「あの、頭から血がドパドパ出てるんだけど……おーちゃん、大丈夫?」
男「あはは、朝から目もギンギンで僕満ぞk――……」バタリ
幼馴染「うわっおーちゃんしっかりして!しっかりして!おーちゃん何時も僕なんて言わないよぉ!」
・・・・・・・15分後
男「一昨年死んだじぃちゃんと会ってきた。なんか女の人に囲まれてホッコリしてたよ」
幼馴染「あ、あはは……おじぃさん、モテてたって自慢してたもんねぇ……それじゃわたし朝ご飯をぉ――」
がしりっ
男「朝っぱらから死にかけた俺へ一言」
幼馴染「お、お帰りなさい貴方。ご飯にします?お風呂にします?それとも……わ、わわわわわ――
幼馴染「……わたしぃ……?」
男「いや、恥ずかしがるなら言うんじゃないよ」
幼馴染「だってぇ、おーちゃん起きるの遅過ぎるよぉ。いっつも命懸けで屋根伝いで来る身にもなってみて?」
男「じゃぁ屋根伝いで来なけりゃ良くね……?」
【リビング】
男「手当してたら朝飯が昼飯になっちまったなぁ、あっはっは……うっ、傷に響く」
幼馴染「えっと……友蔵さんにはわたしから言っておくから……許してあげて?」
男「お前が悪いんだろうが……えぇ?」
幼馴染「友蔵さん、何時もは噛みついたりしないのに……どうして今日は噛みついたんだろ」
男「え、なにあれ生き物っていうか本当の熊なの……?」