いやぁ今日も一日お疲れさま~。
……。
もう疲労困憊ったらないよねぇ。こんな時間まで学校は私たちを拘束して一体何のつもりなんだろう……。
……。
……まあそんなことより! こうやって一緒に帰ってるんだし、どっか寄っていかない?
私としては喉が渇いたからちょっとファミレスにでもどうかなって感じ。あ、文房具屋さんにも寄りたいかなぁ。
……。
……どうしたの? さっきから何も喋らないで。
あ……
あ?
……朝だよ!!! まだ登校中だよ私たち!!!
……。
!!!
わざとらしい……。
わ……分かってはいたけどさ……信じたくないじゃない? 今わたしたちがこうやって朝早く起きて学校に行っていることがさ……。
どんだけ行きたくないのよ……それと“私たち”ってのは語弊があるわよ。別に私は学校に行きたくないわけじゃないもの。
……が、ガリ勉だ……!
学校に行きたい=ガリ勉みたいな短絡的な発想やめてよ!
うう……分かったよ……。行くよ、仕方なく学校行くよ。いやほんと断腸の思いだよ……。
そこまで行きたくないのなら今すぐ家に引き返せばいいじゃない。
……酷い!
な……なんでよ?
これ以来私が学校を休むことに味をしめちゃって、もう学校に行かなくなっちゃってもいいの!?
面倒くさいなぁもう……じゃあどうしてほしいのよ。
どうしたもこうしたもないよ!!
……。
……終わりだよ。私たち。
……え!? ちょっと、なんでそういう話になるのよ!?
だってそうでしょう? こんな状況、どう考えたって最悪だよ。
いや、ちょっとあなたね……!
こんな所で駄弁ってさ……遅刻確定だよ。今まで守り抜いてきた皆勤賞が……こんなことでオジャンになるなんて……。
学校大好きじゃねーか!!!