やっほ~! 眞流ちゃん来たっすよ~。
ようこそ。 落葉香さん。
今日は、お招きありがとう。
いえいえ。 正奈さんが来てくれて私も嬉しいですよ♪
こんにちは。
・・・。
誰でしたっけ?
正奈の姉の解羅だよ!
ああ! 自称お姉さんって言ってる危ない人。
違うわ! 正真正銘の姉だよ!
正奈さんだけでよかったのに。
お前、本当に私と正奈とでは態度が違うよな。
これが私の愛情表現ですから♪
もういいよ。 つっこんでいたらキリがなさそう。
じゃあ帰れば?
お前を正奈に近づけさせるわけにはいかない! だから残る!
はいはい。 勝手にどうぞ。
しゃべってないで早くお菓子パーティーしようよ♪
私も楽しみ。
ごめんなさい。 今すぐ紅茶を用意しますね♪
変な事するなよ。
まるで私が変な事をするみたいな言い方は誤解を招くのでやめてください。
まあうっかり眠気を誘うものをうっかり手元が狂って、うっかり紅茶の中に入って、うっかり正奈さんが飲んでしまうことがあるかもしれませんがね
正奈! 帰ろう!
なんで?
私はお前の事が心配なんだ! ここにいたら何されるかわかったもんじゃない!
でも、せっかく誘ってもらったのに悪いよ。
うぐっ!
正奈さん。 ありがとう。
それに…
それに?
眞流山さんはひどいことする人には見えないから。
・・・。
・・・。
わかりました。 普通に淹れますから信用してください。
あ、ああ…
眞流ちゃんの手作りお菓子楽しみ~。
私も。
とりあえず席に着かせてもらうよ。
そうしてください。
ところで何のお菓子作ったの?
クッキーですよ。
クッキー大好き!
・・・。
あれ? 正奈さんどうしたの?
実は手ぶらじゃ悪いと思って私も作ってきたんですけど、同じクッキーで…
でも形も味もあまりうまくできなくて、ちょっと自信はないんですけどみんなに食べてもらいたくて…
あ! そういえば私、自分で作ったクッキーを味見していたら全部食べてしまったの忘れていました。
え?
ずるい! 私も食べたかった!
まあまあ、そういうわけで正奈さんのクッキーを用意してもらえませんか?
あ、はい!
眞流山、ありがとう。
私はただ純粋に正奈さんのクッキーが食べたいと思っただけですよ。
・・・少しお前のこと悪い方に見ていたようだ。
それに手作りということは私に対しての愛情がある。 つまり相思相愛という結論に…
正奈! コイツにお前の手作りクッキーを食わせるくらいならお姉ちゃんが全部食べるから、コイツには渡すなよ!
どうして?
そんなのどうでもいいから食べようよ~!
じゃあすぐに用意しますね。
みんなで楽しくパーティーをしている途中、
ふっふ~ん! 実はなんとこの私もお菓子を作って来ていたのだ!
ほう、落葉香にしては珍しい。
珍しいとはなんだ! 私だって料理ぐらいできるよ!
ゴメンゴメン。 で、何を作ってきたんだ?
それはね、これだ!
これは・・・。
チョコレート?
チョコレートボンボンさね。
だ、大丈夫なのか?
家のお母さんが味見して、美味しいわね、腕上げたんじゃないって言ってたよ。
それなら食べられそうだな。
じゃあ、おひとつ♪
私も。
うん。 以外にいけるじゃないか。
以外言うな!
でも気になってることがあるんだ。
気になっていること?
お母さんが美味しいって言ってたの。
それはさっきも聞い…
テレビを撫でながら、テレビに向かって言ってたんだ。
・・・。
正奈!? 大丈夫か!?
ん? 大丈夫…
そ、そうか。
にゃん☆
正奈! 今すぐ病院へ行こう!
ダ―メ♪ 今日は返しませんよ、正奈さん♪
いや、待て! 私は正奈じゃ…
いやああああ。
10分後。
ふう… 怒阿保の相手は疲れる。
ん? 誰か来てるのかな?
おーい。 怜子、帰ったよ~。
ふっふっふ、私の夢は正奈さんと結婚して…
・・・。
どうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ私はどうせ…
・・・。
酒をくれーーー! スルメを寄こせーーー! 今日はお花見じゃーーーー!
・・・。
わん♡
(これは! なるほど、奥が深い)
ふう。
見なかったことにしよう!