私、ミホ。
ステキな恋のできる相手を探して、ガンバってマース♪
今日は学校に行く途中、とってもカッコイイ人に出会っちゃったの~。
彼と目が合うだけで、胸がドキドキして・・・バクハツしそうなの!
これって恋かな? ううん・・・ゼッタイ恋だよね!
でも、彼の横には────。
私じゃない、別の女の子が並んでいたの。
このお金でアイツを始末して!
金さえもらえりゃ、何でもやるぜ。
これで計画通り!!
彼の横から、あの女がいなくなったわ!
でもでも、彼はなんだかさびしそうだよ?
あれ・・・?
また別の女の子が、彼と・・・。
親しげに話しながら・・・。
あの家の中に入っていっちゃった!?
彼・・・最後は、ちょっと嬉しそうだったね。
落ち込んでたけど、元気になれたのかな・・・。
私なんかより、あの女の子と一緒にいたほうが・・・いいのかもね。
でも、もし・・・。
もしかして・・・だよ。
彼があの女の子にだまされていたら!?
それって大変だよね? 私が助けてあげなくっちゃ!
このお金でアイツを始末して!
金さえもらえりゃ、何でもやるぜ。
これで計画通り!!
だけど、彼はまた元気がなくなっちゃったみたい・・・。
あれ・・・?
家の中から、また別の女が・・・。
彼と、仲良く・・・。
話している、みたい・・・。
あの女・・・私より、美人で年上で・・・。
あれゼッタイ、悪いやつだよ!!
彼があぶないっ!! 助けなくっちゃっ!
このお金でアイツを始末して!
金さえもらえりゃ、何でもやるぜ。
これで計画通り!!
もう私と彼の間をさえぎるものは、何もないよっ、
でも彼、はずかしがって・・・家の中から出てこないみたいなの。
そういうわけだから、こっそりおジャマしちゃいま~す。
わぁ、ステキな鉢植えね。
ここは・・・お風呂かな?
いないなぁ・・・。
彼、どこにいるんだろ?
いたいた! リビングでくつろいでいるみたいね。
でも、やっぱり元気がなさそう。
ハグしてあげたら元気になるかな?
私がなんとかしてあげなくっちゃ!
背後からコッソリ近づいて、彼をビックリさせちゃうぞ~♪
ニャ~・・・。
あれ・・・?
ネコ・・・?
あ、れれ・・・?
なん・・・だか、目が・・・。
ボンヤリして・・・きた、よ・・・。
人間よ・・・。
キサマの行い、すべて見てきたぞ。
キサマの行動は、私が守護する少年の世界を滅ぼそうとするものだ。
私はそれを止めなくてはならない。
何を言ってるの・・・?
このネコ、ワケわかんないよ。
でも、このままじゃ・・・。
彼が・・・あぶ、ない・・・。
カレ・・・ヲ、タタタ・・・スケ、ナクナク・・・チャー・・・。
イケナイノー!!
フーッ────!!
カカカ、カレト・・・ワタシ・・・ダケ!!
オマエ・・・イラナイ・・・キエロ!!
────キシャアアアアァァァッ!!
オレ、コウイチ。
まー、月並みにカノジョが欲しいかなー・・・なーんて思ってま~す。
今日は学校に行く途中、スッゲェカワイイ女の子と出会っちまったんだ!
彼女と目が合うだけで、ドキドキが止まらないぜ!
オレ、彼女に恋をしちまったみたいだ・・・。
でも、彼女の横には────。