すごい事件だったようだな。
えぇ、悲惨な事件でした。
まずは、簡単に状況を説明します。 容疑者はsaiというお絵かきソフトを入手、人生で初めて萌絵を書こうと奮闘していました。
これが、下書きです。
顔はそれっぽく出来上がっているじゃないか。
はい、胴体と肩幅が前頭なみにあるのが気になる点ですが、顔だけは人生初にしては上出来でしょう。
次にこの下書きをsaiを使用しマウスで線画、色付けをおこなったあとの写真ですです。
…目のパースが狂っていないか?
容疑者もそれに気がついたようです。 遠目にはわからないかもしれませんが 目だけがやたらでかいことがわかり、修正に入る前にいったんここでsaiをやめパソコンを消し休憩に入ります。
…ここからは犯人ながら同情します。彼はsaiの保存の仕方を理解していなかったため8時間かけて書いた原画を消してしまいます。
今まで細かに部分別に書いてきたパーツ画全削除。絵は手元にありますが、 こうなってしまうともう、輪郭や髪の毛、等含め、全てののパーツごとをずらしてバランスをとることが不可能となります 知恵袋を覗くも「どうしようもありません」と絶望を叩きつけられます
そこで、事件が起きる…か。
はい…残念ながらこの目がデカイだけで巨乳にも褐色になれず、挙句、間違って書かかれたアホ毛も消されずまま写っているこの写真が彼女の最後です。
さぞ、無念でしょう。キミPに乗って私たちと共演するのが夢だったと近所の住民がおっしゃていました。
そうか…さぞ無念だったろう。 その写真は?
用意してあります。
女の子は大変だな。
マジ死んでください。
え?
ん、犯人は、「レイアーが勝手に」「マジで偶然こうなった」「俺は関係など」などと意味不明な供述を繰り返しており、尋問を行っている最中です。 ですが、間違いなく、8時間、マウスをクリックをし続ける作業と、線画と下書きのズレ、 そして、塗り絵の異常なめんどさ、等により嫌気がさし、このような犯行に及んだと思われます。
犯人も、哀れな男だ。
哀れなのは彼女ですよ。
こうなってしまえばホラー素材として投稿しようとした、などと先ほど犯人が自供したようです。
さらには、フリップにしてしまうと、顔や目のあたりの恐怖が伝わらなくて残念、などと抜かしております。
あの犯人どうしますか?
まぁ、どうしようもないだろう、ここはとりあえず犯人は置いておいて、彼女のためにもこの写真を公式に応募しようじゃないか。
ゴリ原さん正気ですか!?
え、別になにもこのまま無碍にせんで送ってしまったらええやん。 今誰も公式に送ってへんねんやろ?
なんてこというんですか、これ死体ですよ!?
赤い布団の中で寝ながらブルゴーニュワイン飲んでたらこぼした。 とか適当にいったら通るんじゃね?
あぁ、なるほど。 そういう説得力ある物言いをされたら私も納得するしかないです。
だろうよ。 さぁみんなチャレンジすべし! 自分は絵なんて今まで見るだけだったけど描いてみると意外と楽しいゾ! 犯人が使っていたSAIというソフトはひと月だけなら無料で使えるぞ! みんな急げ!ペンタブなんてなくたってマウスで意外とどうにかなるものだぞ
人間キャラはまだ誰も載っていない! キミPの歴史に君の名前とキャラクターを刻めるのは今だけだ!
ちなみに、マジでこの画像のサイズ大きいバージョン送るから誰も贈らなかったらこれがのっちゃいますよ。