ゴロゴロ、
ピシャーン!
鳴って来ましたね雷。
さっきまであんなに晴れていたのにね。
しょうがないですよ、今は天気がすごくかわりやすいみたいですし。
まあすぐやむでしょ。
ところで助手先輩は?
熱中症で倒れた。
え!? だ、大丈夫なんですか!?
そう簡単には奴はくたばらんよ。
そ、そうですか。
それよりも事件が来ないよ~!!
ピシャーン!
探偵部はいるか?
出た!? 悪魔!
いっぺんその認識を改めるように教育してやろうか!
ワタシ、ニホンゴ、ワカラナイデス。
もういい。
で? 何しに来たんですか悪魔。
だから悪魔じゃない!
まあまあ、仮にも使えないし、いる意味なんてない校長なんだから話を聞こう。
お前、さりげなく傷つけてるぞそれ。
で? 本気でなんですか?
実はな。
結婚が決まった!? おめでとう!
え?
なんだー、それならそうと早く言ってくださいよー!
え? あ、いや…
これで立派な鬼嫁だね!
違うわ! 後鬼嫁にはならん!
じゃあ何しにここへ?
はぁ、だからな。
理科準備室に誰かが侵入しているみたいなんだ。
理科準備室って反対側の教室だよね?
あの理科準備室ではなくて。
違う方?
それって、あの旧校舎のいわくつき理科準備室のこと!?
なんだかそう聞くとアレみたいだがその理科準備室だよ。
ええー!!
でもそれは噂だから安心しろ。
アレでしょ! 踏むと必ず不幸になる石が落ちてるところでしょ! 噂でもいやだなぁ。
結局私達に何をしろと?
隠れて煙草や飲酒している学生がいないか見てきてくれ。
自分で行きなさいよ。
これから他の学校の校長と会わなきゃいけないんんだよ。
じゃあ後は頼んだぞ。
この鬼嫁! 悪魔!
明日居残り決定な。
うわあああああああああ!
しょうがない、ぱっぱと終わらせよう。
そうですね。
さて、旧校舎に入ったが…
そこらへん蜘蛛の巣だらけですね。
掃除してないんだろ。
早く、終わらせましょうよ。
理科準備室は奥の廊下っと。
あれ? 少し明るいですよ。
誰かいるのか!
や、やっぱり帰りましょうよ!
あの悪魔の全部妄想でしたっていうオチでいいじゃん!
なんか興味でたから行こう!
うう~!
カチ。
両手を上げて、土下座しろー!
うあ!? な、なんだ!?
先生?
うん? ああ、お前たちか。
ここで何してるんですか?
お前らには関係ない。
言わないと校長に言いつける。
ま、まて! 話すからやめろ!
で? どうしてアルコールランプつけてるんですか?
じ、実は…
あの日、いつものように家に帰っていると。
あ、侍さん。
ん? 大家さん?
あなた、家賃滞納してますね。
え? 私は払ったけど?
でもこちらは受け取ってないんですよね。
な、なにぃ!?
というわけで今月だけ出てって下さい。
いや、待って! 話し合えば…
それでここに最近住んでいたと。
ちょうどいい噂もあったからな。
や、ややややっぱり噂は本当ですか!?
ただの噂だったさ。
よ、よかった~。
用は済んだか?
どういいわけすれば?
見つかった以上、校長に事情を話してここに住まわせて貰うよ。
了解。
さて! これから人生ゲームタイムだ!
イエーイ♪
負けませんよ~!
部長の名にかけて勝つ!
ピシャーン!
ぎゃああああああああ!
もう、死ぬ。
踏んだのか、可哀そうに。
終わり。
※ここからは今の出来事を再現します。
やっと体調が元に戻ったよ。
しかし、さっき妙な形の石を踏んだな? 三角錐の石なんて珍しい。
ん? あそこにみんないるな? どうしたんだろう?
部長~、どうしました~? (手を振りながら)
ピシャーン!
ぎゃあああああああああ!
もう、死ぬ。
踏んだのか、可哀そうに。