エウロパの~地平に~♫ きーらめーく・・・♪
・・・・・・。
・・・・・・。
このアニメ、さ。
はい?
二期になってから、作画いいよね。
一期放送中、伝説になったザリガニキャベツ回の作画がスゴかったですからね・・・。
あー・・・あれで原作スレ民と作画厨が一緒になってメロン板まるごと巻き込んで、さんざん暴れ回ってたね
でも今期、作監に堀○さん入ってますからねー。安定してますよー。
動検とかは、チェックしてる?
えっ? なんすか、それ?
動画検査って言ってさ。 動画マンにも管理職がいるんだよ。
そこに職人肌のスタッフが入っていると、キャラの動きがイキた感じになるんだよね。
・・・スゲー。 岩田さん、マジ神ッス。 そんなことまで知ってるなんて・・・尊敬するッス!
四から七話のさ。
木星レース編?
うん。
あそこ、OPとEDも別に作ったりして、力入ってますよね。
そそ。五話のシャワーシーン・・・神作画だったよね。
地上波なのに湯気は薄いし、バストを舐めるようなカットに、流れ落ちる水滴まで書いちゃうの!? ・・・みたいな。あそこ衝撃でしたね。
そうそう。神がかって・・・。
神がかって、じゃねーよ!!
なんでテメーら二人、仲良く並んでアニメ鑑賞なんぞ・・・してんだよっ!
あとであとで。 今、いいところだからさ。
あとで、とか・・・フザケんなッ!!
地球の存亡がかかってるんだよ! 今すぐおまえたちに、殺し合い始めてもらわねーと困るんだよ!
暴力とか、よくないと思う・・・。
ナメてんじゃねーぞッンドラァ!! 甘っちょろいこと言ってんじゃねえ!
ああっ・・・すみませんすみません。ボクが悪いんです・・・。
ボク、まだ新入社員で・・・エビルレヴォリューション軍団の仕事が、よくわかってなくって・・・。
あァん!? ナメたこと言ってるんじゃねーぞ、このガキがぁ!!
すみません、すみません・・・。
まあまあ。二匹とも落ち着いて。
この展開、読者おいてけぼりだから、ちょっと説明したほうがいいんじゃないかな。
じゃ、じゃあ・・・ボクの出撃シーンから回想スタート、ジャジャーン!
────妖魔界。
エビルレヴォリューション軍団の居城────その名も、エビルキャッスル!!
ククク・・・ついに動き出したな、魔法の国の連中が・・・。
やつらは・・・人間どもに力を与えたようですニャ。
エビルレボリューション軍団幹部! 煉獄の爪、ペインオセロット!!
しょせんは人間ごとき・・・我らの力をもってすれば、たやすく始末できましょう・・・。
エビルレボリューション軍団幹部! 闇色の牙、ダークフォックス!!
フフフ・・・頼もしい連中よ。 だが、貴様らが出向くまでもない・・・。
すでに刺客は用意してある。
いでよ! 野獣の咆哮、ハウリンギュっ・・・
だっ、大丈夫ですか!? 総統閣下ぁーっ!
う、うるさいなっ・・・ちょっと舌噛んじゃっただけだよっ。
・・・というわけで、行け!! 人間界を恐怖のどん底に陥れるのだ!
あ、はい。
ちょっ・・・!! 総統閣下に「あ、はい」なんて、テキトーな返事しちゃダメでしょ~。
すっ・・・すすす、すみません。ぼ、ボク・・・緊張しちゃって・・・。
まったく、もう・・・最近の若い子は・・・。
すみません、すみません・・・やりなおしますからっ・・・。
新人研修のときに教えたみたいに、きちんと答えないとね。
は、ハイッ!!
総統閣下からのご命令を受けたら「・・・ゴーゾムソドーム!」って、元気よくお返事するんだよ。
ハイッ!! ごーぞむそどーむ、ごーぞむそどーむ・・・バッチリです! 完璧です!
じゃあ、名前を呼ぶところから・・・もう一回! もう一回な!
じゃあ、舞台の袖に行ってます。
ん・・・コホン・・・。
いでよ! 野獣の咆哮、ハりゅるんっ・・・!?
・・・そんな感じで、八回ぐらいやりなおしたんですよ~。
その出撃シーン、いい演出だね。 コンテ切ったの、誰?
アニメじゃねーよ! 現実だよ! 今そこにある危機!
地球がピンチだってのに、実感がねえのか・・・このオッサンは・・・。
うわー、たいへんだー。 どうしよー。
おまえがどうにかするんだよ! 困ってる側じゃなくって! 中途半端に空気読んだ発言すんな! かえってムカつくからっ!!
あの~・・・すみません。
もう定時なんで、ボクそろそろ・・・帰りますね。
あ、うん。
今日はいきなりお邪魔しちゃって、すみませんでした。
いいよいいよ。気にしないで。
あの・・・岩田さん、よかったらでいいんですけど・・・。
ボク、同人誌やってるんです。
よかったら、岩田さんも1ページ何か書きませんか?
でもオレ、絵とか描けないよ。
批評本なんで、レヴューとか感想でいいですよ。旬のアニメとかで。
冬コミあわせなんで、このへんの日までに原稿もらえれば・・・。
おっけおっけ。書いておくよ。
ありがとうございますっ!!
どういたしましてー。
それじゃあ、また! 今度くるときは、夏アニメの円盤とか持ってきますから!
まったねー。
おまえら・・・。
戦う気・・・まったくないだろ。
妖魔界の侵略から、 地球を守った源十郎に迫る、 ・・・第二の刺客ッ!!
毎回、自宅にまで来てくれる 親切な敵に、源十郎の魔法が ・・・唸りをあげる!!
次回! 魔法少女岩田源十郎四十四歳 『人生初! 家に女の子キタ---!!!』 ──ぼっちのキミも、お楽しみに!!