今日は学校に行かないと。
でも見たいテレビがお昼に始まるからなぁ。
リアルタイムで視聴率貢献しないと。
どうしたものか。
そんな時こそこれだ!
げっ! 蘭!? いつからそこに!?
学校行きたくないというところから部屋にいたよ。
あ、そう。 どうやって入ってきたかもう聞かないよ。
それで?
おっとそうだったそうだった。
この「コピーロ〇ッツ、身代り君」を使う時!
み、身代りって。
操作は簡単、おへその部分にあるスイッチを押すだけで…
鼻じゃないの!?
君の姿に大変身さ!
そ、そう。
これで君はここでお茶を飲んでても身代りが学校に行ってきてくれるのさ!
珍しくまともそう。
全部まともだ!
それは否定する。
ま、まあいいや。
とりあえず使ってみそ。
どれ。
ポチ。
キュピーン。
おおー! すごい!
さあ! 学校へ行くのだ!
はい? 自分で行きなよ。
・・・。
蘭!
あに?
ロ〇ッツがいうこと聞かないよ!
そりゃそうさ、ロ〇ッツの性格は本人と同じになるんだから。
それを早くいえ!
どうやって止めればいいの!?
簡単だよ。
同じボタンを押せばいいのさ。
同じボタン…
おへそかよ!
じゃ、がんばってね~♪
あ! 帰らないで!
って、もういないし!
そんな~。
あ! 勝手にパソコンに触らないで!
あれ? 私だからいいのか?
って! 今考えることはそこじゃない!
お! 今日はいろんな人がいる。
・・・。
と、とりあえず解りやすいような何かないかな?
提案! イメチェンする!
お! それはいいかも!
では三つ数えて。
わかった。
1。
イメチェン終了!
三つ数える必要あった!? てかコスプレかよ!?
あ、ネットに入らないと。
おいこら。
な、何?
あなたは学校に行かなくてはいけないの。
私はテレビを見るからさ。
ほほう、なるほど。 そういうことだったのか。
よかった! わかってくれたんだ!
うん。
じゃあ早く学校に行って…
断固辞退する!
ええ!?
自分で行きなよ。
いやだからそれができないから役割分担しようって。
じゃあ私がテレビ見てるから、あなた学校ね。
おう! その手が…
ないわ!
なんで私なのさ!
そんなこと言われても。
駄目だ、埒が明かない。
こうなれば機能停止させるしかない!
っ!?
さよなら!
あ! 逃げた!
コンソメ~♪
逃げろー!
あ、小萌莉さん…
って、もう行っちゃった。
待てー!
およ? 小萌莉さん…
も、行っちゃった。
・・・。
小萌莉さんが二人いたような?
捕まえた!
ひやー! 助けて~!
大人しくへそを出せ!
うわー!
ポチ。
ポン。
ふう、これでもう大丈夫…
・・・。
っ!?
あ、あの…
と、通りすがりの旅芸人です! お騒がせしました~!
バビューン!
な、なんだったの?
おや? これは?
ポチ。
ポン。
え?
・・・。
・・・。
二人「「同士!!」」