一人の女と 一人の少女
「女の子同士でなんて、恥ずかしいと思わないの!」
「愛の前には常識も屈する様を共に披露しようじゃないか!」
「上から来るぞ! 気をつけろ!」
「どこまで追ってくるんですか!」
「キミをこの胸に抱くまでだよ!」
「それ以上近づいたら、ここから飛び降りるわ!」
「バカな真似はよすんだ!」
一人の男
「退屈だ。」
「空から天使でも舞い降りてこないだろうか?」
「空から天使が舞い降りた!」
「もし、大丈夫ですか!?」
「ここは、天国ですか?」
「いいえ、ここは私の部屋です」
「あなたは、空から降ってきた天使ですか?」
「いいえ、私は悪い女から逃げている途中なの! もしよかったら匿って!」
その頃、アパートの外
「私という人がいながら、なんと罪深い! ならば一つ痛い目を見てもらおうか!」
~終劇~