『眞流山と小萌莉2』

ん? これは…

あの有名なゲームの続編とな!?

これはチェック…

価格7.680円。

え~と、お財布の中は…

500円。

うっ!? 足りない。

お母さんに頼むか?

でもこの前パソコンのメンテナンスの料金を頼んだばかりだしなぁ。

バイトか…

短期で高額な奴ないかな? できれば人に会わない奴。

うん? これは…

神社バイト 一日だけで1万円。(ただし、当日頑張った人一人のみ)

これだ!

当日。

ミスった。

まさかこんなコスプレ着させられるなんて。

でもこれ脱ぐと給料貰えないしなぁ。

・・・頑張ろう。

全く! なんで私がこんな…

二人「「!!」」

二人「「どうしてここに!!」」

(まさかこの人もあれを見て!?)

(私だけだと思ったのに!)

二人「「フフフ♪」」

あなた、どうしてここに?

え!? あ、えと!

趣味のものを買うお金欲しさに。

趣味?

(まさか!)

(正奈さんとの共有できる話題を作り、いずれ正奈さんを自分の家に招くための投資金を稼ぐつもりですね!)

(断固阻止する!)

ところであなたは?

私はちょっとしたお薬を買うためのお金が欲しくて。

(薬?)

(ま、まさか!? 惚れ薬!?)

(この人まだ私を狙ってるんだ)

(この人に渡ったら私の人生が!)

(絶対負けられない!)

二人「「フフフ♪」」

そして別れた二人はやる気を出す。

客A「これ何円?」

あ、えと、その。 それはえっと、

客A「売り物じゃないの?」

いえ! 決してそうでは…

ご主人様ー! 入らっしゃーい!

客B「ぐはっ! 破壊力高い!」

客A「あっちの方が盛り上がっているな」

あ~ちょっと!

いっちゃった。

どうしよう、ここままじゃ負ける。

そうだ! ネットでのあれをすれば!

いらっしゃーい! ご主人様!

客C「ふほー! その姿でそれは反則」

バタリ。

(どうやら売れ行きはいいみたいですね)

(この勝負は私の勝ち!)

客C「ね、ねえ! 写真撮影は…」

お断りです。

客C「ぐほっ! そのツンな態度もいい…」

バタリ。

(この客何回地面に倒れれば気が済むんでしょうか?)

ん? あっちが騒がしい…

い、いっぱい買ってね! お兄ちゃん♡

客B・C「「うおおー!」」

ど、どうしたの!? 何か間違えたかなお兄ちゃん?

客C「み、見事なり。 チワワのように怯えながら兄にすがる妹、いい!」

バタリ。

たくさんあるから買ってね♪ お兄ちゃん♡

客B「誰か最後尾のプラカード回せ―!」

(やたー! 作戦大成功!)

あ、あんな行列!!

くっ! どうすれば…

お、いたいた。

よう! 眞流山。

あれ? どうしてここに?

お前がバイトしてるって風の噂で聞いてひやかしにきた。

ようは暇なんですね。

うっさい!

(ん? まてよ?)

あの~、ちょっとここに。

うん? ここがどうした?

ここで質問に答えるだけでいいですから。

何が始まるんだ?

みなさ~ん! リアルのツンデレの登場ですよ~!

誰がツンデレだー!

客達「「「おおおー!!!」」」

客C「あ、あの! いっしょに竹馬デートをぜひ!」

そんなの嫌!

客C「ほぐっ! さすがツンポ(ツンデレポニーテールの略)はうまく心を抉ってくれる!

バタリ。

うわっ! 倒れた!? す、少しいいすぎたかな?

ではこの人とお話したいと思う方はこちらで商品を買ってくださいね~。

客B「みんなー! 俺に小銭をー!」

ひ、人を使うなんてあり!?

ど、どうしよう!

ん?

あれー? こんなところで何してるの? 小萌莉さん?

きょ、恐怖の大王!?

やだな~、私はそんなに偉くないよ~!

(え? 褒めてないけど)

それより落葉香ちゃん、デートの続き。

デートじゃねーよ!

そんなに照れなくてもいいって。

(あれ? この人この前の…)

そうだ!

うん? どうしたの?

あの、今時間空いてます?

ない。

あ、あるよ! それで!

ええ~。

お願いです! 私を助けると思って!

しょうがないな~!

あなたはいいです。

ええ!?

あなたに手伝って…

落葉香ちゃんがやらないんだったら私も手伝わない。

じゃ、じゃあ二人お願いします!

二人「「まかせろ! 泥船に乗ったつもりでいてくれ!」」

・・・人選、ミスってないよね?

(これで私の勝ちです!)

客B「おい! あっちがすごいぞ!」

えっ!?

阿加井さん。

・・・。

これから質問をしていくから答えてね!

はい。

好きな食べ物は?

落葉香ちゃん!

私は食べ物じゃない!

見るからに美味しそう♡

ひい!

さあ! 二人で共に朝まで…

みんな「あ、朝まで!?」

ヘヴンしよう!

誰か代わって―!

この体を好きにしていいんだよ♡

客達「おぶー!」

客C「すごくいい体つき、俺はやっと女神を見つけた」

ガクリ。

この体は落葉香ちゃんのものだ! 触れたかったら許可を取れ!

客B「落葉香様! 我々に許可を!」

あ、頭だけだよ。

客C「私は落葉香様に触れたい!」

ひい! 阿加井さん!

おいテメ―! 触れた瞬間命はないと思え!

客C「ご指導お願いします!」

客C「ぎゃあああああああ!」

ボキボキ。

お客に怪我させては駄目ですよ!

(くっ! あんな大物がいたなんて!)

そして結果。

一番稼いだのは!

二人「「私!」」

会長です!

イエーイ!

二人「「嘘!?」」

えー、コメントの内容は大半がロリはヤバいって!でした。

よくわかんないけど応援ありがとうデス!

ではバイト料の一万円です。

やたー! これでゴリゴリちゃんが大量に買えるデス!

ふむ、頑張ったのに負けたのはショックだな。

まあいいじゃん。

すごい盛り上がってるね。

おお正奈、コミケはもう行ったのか?

大量にゲット!

それはよかったな!

さあデートの続き!

い、いや!

ふん!

ボグッ!

アフン。

パタリ。

じゃあ我々はこれで。

何も用事はないし帰るか。

うん。

二人「「・・・」」

二人「「そんなのありかよ!!」」

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公開日 2012/09/18 00:04 再生回数 22

作者からのコメント

高熱の中、頑張ってうなりながら制作しました。

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