逃げても…無駄無駄無駄ァ!
来ないでくださいぃ!
何かを隠している『熊チ』 その『何か』を暴くため、 今日も走り続ける!
と、言っても『何か』を知ったのは ほんの十分ほど前だ。
すっかり夕暮れだな…
熊チ
な、何が目的で…すか
君のそのチャック…
否!
その着ぐるみの中身… すなわち……
君の招待だよ
一拍おき、眼鏡を手に取り、 吹きながら答えを返す。
し、ショウタイ…ナンノコトデショウ
まぁだとぼけるのか?…君は
呆れるなぁ、証拠を見られてるのに
は、はて…なんのことだろーなー
そっか、私が見たのは…幻か
そ、そうです!幻です!
あれ、何の幻だっけ
僕の背中にチャックがあったという幻です、そう!幻です!
ほぅ
な、なんでしょう
君、口を動かさずに喋れるんだね
今頃ですね
なんでだい
そりゃ、着ぐる……コホンッ 腹話術です
つくならもっとマシな嘘をつけぇーい!
嘘じゃないですぅ~!
あんたの弟…何やってるの?
シッ!見ちゃいけません!
わ、前が…その手話しなさいよー てか、爪!爪痛い!
熊チが弟とは一体!? To Be continue⇒