まさかつぐみんからそんな言葉を聞くことになるとは…。
い、一応聞こう…どんなトコに惚れたのだ…?
かおりんのいつも元気なトコとかー運動がすっごくできるトコとか! あと…
夜の運動も…ね?
いやいやそんなことしてないぞ!一回もまだ私は過ちを犯したことなどないっ!!
ともかく私はかおりんのコトが大好きなのです!
だから付き合ってほしいな…って…
に、二回も告白しちゃったー!!もー…
恥ずかしいよぅ…
うーむそうか…。同性からとはいえつぐみんからの告白だ。無下にするわけにはいくまい…
こ、答えはいつでもいいのっ!ゆっくり考えて…ね?
……いいぞ。
うん、ありがとっ。答え待ってるね!
いや…。付き合おうと言っているのだ…。
えっ
宜しく頼むぞ。つぐみん
・・・
うんっ
さて、つぐみんはどのように私をエスコートしてくれるのだ…?
まずはあそこにいくっきゃないでしょ!
・・・
お、覚えてるかな…?
あぁ、勿論だ。入学式が終わったあとに二人でここに来たな。
覚えててくれたんだっ!
あの時はごめんね…?、むりやり連れてきちゃって
いきなり手を掴まれてここに連れてこられたときには頭の上に「?」が沢山浮かんだがな…
今となってはいい思い出だぞ
あまりにかおりんが可愛くて…ついつい…
一目惚れだったの!
公衆の面前で大声でそういうことは言うなっ!
は、恥ずかしいだろう…?
~~~~~~~!!!
かおりん可愛いよぉぉぉ!!!!ぎゅってさせてぎゅーって!!!!!
ズビシッ
痛いよぅ…
公衆の面前で恥ずかしい事をするなと言っただろう…?
は、はい…ごめんなさい…
・・・
許してやろうっ!
さ、中に入ろうではないか 私は今日カプチーノが飲みたいぞっ!
うんっ!
・・・
神社…?ここに私を連れてきてどうしようというのだ?
うへへ…薄暗い境内ですることと言ったら一つしかないでしょ…
!!!
ズビシィッ
いたたた…今日二発目だよぅ…どうしたのかおりん…?
ふ、ふふふ不埒だっっ!
ふぇぇ!?
神聖なる神社で淫らな行為など…見損なったぞつぐみん!!
「うへへ」とか言った私も悪いけどそういうことじゃないよぅ…
えっ……
そ、そうだったのか…うぅむ、申し訳ない…
でもそういうすぐ妄想に走っちゃうところとか、お堅いところとか。そういう所ぜーんぶひっくるめて私はかおりんのコトが好きなんだよっ!
や、やめろ…照れてしまうではないか…
で、誰がすぐ妄想に走るって…?
だってその通りじゃん…
ってきゃーーー!!
まてっ!叩かせろ!!
やだやだやだー!!今日3発目は勘弁してー!!
・・・
で、神社に何しに来たのだ?
二人でお祈りできたらなーって!
何をだ?
これから夫婦円満で暮らせますようにって!
わ、私たちは夫婦では無かろう…?
細かいことは気にしなーい!ほらほらお賽銭投げるよ!
チャリーン
パンパン
今かおりん二礼した?
に、二礼?
神社にお参りする時は最初二礼しないとっ!それからパンパンだよ!
そ、そうなのか…すまなかった…
あははっ、しょうがないよ。かおりんは世間知らずだもんね!
その言葉、割と傷つくんだぞ…
あははっ!
所でなんてお願いしたの?
そ、それは…
それは…?
つぐみんとずっと仲良くしたいな…って…。
えっ、あっ…あっ…
ありが…と…。
もしよかったら…手をつないでくれないだろうか…?
う、うんっ…かおりんがいいんだったら…
ギュッ
まだ空は青いな…。
うん、そうだね。もうちょっと何処か寄っていく…?
うむ…。もうちょっとつぐみんと遊んでから帰りたいぞ…
私も、同じ気持ちだよ…?
つぐみん…?
なぁに?
……好きだぞ。
天真爛漫で、何事に対してもひたむきで、元気な。そんなつぐみんの事が…だ。
うん…ありがとっ。私も…スキ…だよ?
あ、改めてだが…これからよろしく頼むぞ…?
うん、こちらこそよろしくねっ!