鈴鹿センセー、おはようございます。
はい、おはよう。 今日も1日頑張りましょう。
鈴鹿センセーって、すごいキレイだよねー!
ホントホントっ、あれぞ大人の女性って感じ!
多分あれよきっと! 先生のあの素敵なシニヨンのせいね!
なるほどー。今度私も真似してみようかなぁ。
・・・・・・。
おい久米田。「シニヨン」って何だ?
し、しによん?
なんのことだろうねぇ。何かの略称じゃないかな?
なるほど。「シニヨン」とは略語なのだな。
というわけで、おっさん。 「シニヨン」とは、いったい何の略語なのだ?
校長を躊躇いも無くおっさん呼ばわりとか、最近の女子校生は萌え萌え~ですなぁ。
「萌え」とか多用すれば、若い子に取り率ることができると思ったら大間違いだぜおっさん。
それで、どうなんだよ。 こーゆう時ぐらい、その無駄な年の功を活かせよ。
う~ん、そうだなあ・・・。 (最近の若者の言葉遊びなんて、おっさんの俺ごときが分かるはずないだろ)
あっ。おっさん思いついたかも。
言えよ
ずばり!「死に急ぐ4ケツ」! 今の若者のアウトローさを上手く表現している言葉だろう!(ドヤァ
そうか、邪魔したな(ギィッ バタン)
(・・・これがいわゆる放置プレイという奴だな!)
そんでなー、きしょさん。 つまるところ「シニヨン」って、いったいなんなのさ?
・・・前々から言おうと思ってたけど、私はきしょさんではなくて、司書さんね?
実際きしょいからええやん
(女子校生から毎日こんな罵倒されるなんて・・・、この学校に来てホントによかった!)
なに一人恍惚の表情うかべてんねん。それがきしょい言うとんのや。 はやく教えんかい。
えぇとね・・・そうだなあ (なんて答えを返したら、また罵倒してくれるだろうか?)
───その刹那、私は閃いた───。
・・・「死神が、喚んでいる」。
あ、そうゆうのいいんで。
ま、待ってくれ!やり直させてくれ!それか、もっと非道い言葉で私を弄んでくれ!
やっぱり、本人に直接聞くのが一番か・・・。
鈴鹿先生。ちょっと御相談があるんですけど。
な、なにかしら?柏木さん・・・。
ご主人様、でしょ? ったく、なんて覚えの悪い牝犬なのかしら。
ひぃんっ!ごめんなさいっ!
まぁ、別にいいんですよ?
まさか、あの麗らかで誰からの憧れの的である鈴鹿先生が、実は変態コスプレ女だなんて知られたら・・・
そ、それだけは・・・止めて!
止めてください、ご主人様。
や、やめてください・・・御主人様。
そんで、鈴鹿先生? 「シニヨン」って言葉、ご存じですか?
えぇ、はい・・・存じております。
それがどうゆう略語なのか、教えて貰えませんかね?
りゃ、略語っ!?
(もしかして、私が知ってる言葉じゃないのかしら?)
ご存じなんですよね? 教えて下さい。 「シニヨン」って、何の略語ですか?
(まさか、これって・・・フリ!?)
(柏木さんがウケるようなボケを披露して御覧なさいという、ネタフリなのね!?)
え、えぇっとですね・・・ (彼女がウケそうな、なにか面白いボケ・・・面白いボケ・・・)
し、シニ・・・
シニアだって、四万十川泳覇しちゃうぞ☆!
・・・的な・・・その・・・
(うぅ・・・!?ちょっとオバさんくさいボケだったかしら?)
・・・・・・。
なるほど!
!?
確かに鈴鹿先生のレベルくらいなら、やりかねんでしょうな!
はっはっは!
(・・・よかった、ウケた!)
鈴鹿先生。聞きましたよ~。 なにやら、その昔四万十川を爆泳した伝説を残したとか・・・。
(柏木さん・・・あのボケを本気で信じちゃった!?)