みなさん！唐突ですが俺はたった今、人生の絶頂にいるようです！
なぜならば！
右を向いてもメイドさん！ ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＮ＞
なぜならば！
左を向いてもメイドさん！ ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＮ＞
周囲３６０度をずらりとメイドさんに囲まれているという男の夢の体現！ (ﾄﾞｯﾁｦﾑｲﾃﾓﾌｨﾙｿｸﾞｯﾄﾞ） ＜ＳＹＳ(ry
かわいい！ ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＮ＞
綺麗！ ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＮ＞
瀟洒！ ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＮ＞
なにをかくそう、俺はメイドさんでご飯が３杯いける男なのさ！ いいや……もっといけるねッッ……！
そんな俺がこの極楽を楽しまずにいられるだろうか、いや、ない！（反語） ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＮ＞
動くな ＜ＳＹＳＴＥＭ： ＦＩＬＴＥＲ ＯＦＦ＞
ただし黒光りする拳銃が俺のこめかみにつきつけられてなければな！！！！
ゆっくりと手を挙げろ、妙な動きをしたらすぐにでもこめかみでジュースを飲めるようにしてやる。
しかもこのメイドさんの吐き出すのは色気のねえ言葉ばかりと来てやがる。
なに？なんなの？俺に対する局地的嫌がらせなの？
…………
……いや、 しかしこれはこれでなかなか……
バ ン ッ ！ ！ ！
ひ っ ！ ！
ごめんなさい！ジロジロ見てしまってすいませんでした！！ マリアナ海溝よりも深く反省してます！ 本当です！！
だから撃たないでください！ 痛いのも死ぬのも勘弁してください！！お願いです！！！！
私をリモネシアに帰してよお！！
こほん……
ともかく、俺はゆっくりと両手を挙げる こめかみからジュースを飲むことになるのは御免こうむりたいからな
とはいえ……さて、どうしてこうなった？
俺はメイドさんたちの機嫌を損ねないようにそっと思い返してみることにした……
