20XX年、TOKIO… 間違えた、TOKYO。
う~……一人で帰るなんて 怖すぎるよぉ。 カラオケで時間潰しすぎたぁ~
人々は穏やかな生活を 過ごしていた。 だが、ある時『敵』が現れた。
……ヒタ……ヒタ……
な、何!?変質者!? おヴぁけ!?
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な、なにこれ?!いや!こないで!
あqwせdrfgtyふじこl ;lぽきじゅhgyftrでw
いや……いやあああああああっ!
そこまでよ!
!
この世の悪を許さない! 正義の為に人を助ける! お人よしとはこの私!
スーパーヒーロー “バストライダー” ここに参上ッ!
うわー!痴女だー! 警察に通報しないと!
痴女じゃないもーん! 警察はやめてぇぇぇ!
あ、携帯家に忘れてた! どうしよう。
僕のでよかったらどうぞ。
キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!! ウチュウジンガシャァベッタァァァァァァァ!!!
襲われている! 待ってて!今助けるからね! せ~の……
※現在位置12階※ 約45m
※よいこのまめちしき ビルの12階から生身の人間が 落ちたら、ほぼ確実に死にます。 マネすんなよ!
…………やっぱ階段から行こう。
数分後。
に、2階なら飛び降りても大丈夫…… なハズ! 頑張れあたし、やるんだあたし! 勇気ある誓いとともにー!
とりゃああああああ!
へー、宇宙人さん カメラマンなんだー! だから地球に来たんだぁ。 すごいね!
いえいえ、僕なんてまだだよ。 いつか師匠のように美しい朝焼けを 取れないとだよ。
ヒューーン
! 親方!空から痴女が!
ド グ シ ャ ア
(カシャカシャ) 着地失敗してますね。 足ひねったようです。
写真を撮るなァ――ッ! いったたたた…… くう、何がいけなかったのよ!
頭!
うるせー! とにかく成敗じゃこら宇宙人!
あ、そろそろ宇宙電車の出発時刻 なんで帰ります。 それでは失礼いたします。
キュピーン☆ (テレポート音)
お、おい…… どうしてこうなった! 私の見せ場はどうした!
いいじゃーん。宇宙人さんいい人(?) だったし、暴力はだめだし。 これで万事解決だね。
…………そう、ならば仕方ないな。
へ?
貴様を悪と見なし!それを倒せば 私のメンツも保てるというものだ! さあイクゾー!
………いや、無い無い。 それは無いよ。今日のことは 見なかったことにするからぁ。
できるか! 少し痛い目に遭ってもらうぞ!
わたし見た目一般人だよ? しかも抵抗してないし、 ちょっとおふざけしただけだよね? それなのに……ひどいなぁ、貴女
少 し 頭 冷 や そ う か
ドッギャァ―√ ̄ ̄ ̄\___ン (バキビシボコドゴ)
ぐへぇーー!?
痴女(仮名) はるか かなたにブッ飛ばされ 一週間のけが。
さってと、帰りますかー。 その前にっと。
額に肉と書いて…… できたァーッ!
そう、彼女も人並み外れた力を持つ 正義のヒーローの一人だった!
だが、公に行動することは殆どない あくまで必要な時にだけ現れ、 必要でない時は一般人として過ごす 彼女はそうすると決めたのだ。
なぜならば、近年増え続ける 「ヒーロー気取り」が問題と なっていたからだ。
押し付けの正義、長く中身のない 説教、ナルシスト気味の自慢話、etc……
そんな悲しみのストレスをためる ばかりの現代を癒すために、 彼女は今こうして一般人に なりながらも――
あとヒゲも書いとこー! ほっぺたにうずまき! あごヒゲ! う○こー!
正義を行っているのだ! (わりとフリーダムな)
THE END