ーー都内某所ーー
幹部1:さて、いきなりですまないが君たちに集まってもらったのには訳がある。 例の計画を実行に移したいのだ……
幹部2:例の計画というと 「ペロリスト殲滅計画」か……
ーーペロリスト殲滅計画。それは、 女の子をペロペロする人(ペロリスト)を殲滅する計画であるーー
幹部3:ペロリストの殲滅…… まずは私が行こう……
幹部1:行ってくれるか…… 頼んだぞ!ペロリストどもを粛正するのだ!
幹部3:いえっさー!
ーーペロリスト絶滅殲滅計画ーー ミッションスタート
(僕の名前は山田一郎。名前の通り 普通の男子高校生である。強いて変わっているところがあるとすれば……メガネを掛けているところカナ☆)
さて、今日は学校も休みだし、朝からエロゲーでもしようかな……?
ペロリスト発見…… ミッションを開始する……
ん?外が騒がしいな…… まあいい。俺には関係ない。 エロシーンを全裸待機だ。
パリーン!
見つけたぞペロリスト! おとなしく粛正され……
あ…… (俺、下半身丸出しなんですけど……)
……(私は何も見ていない…… そそり立つバベルの塔なんて見ていない!)
早速だが……死ね!この変態が!
なんで俺が知らない人にいきなり丸出しの股間を見られた上に殺されなきゃいけないんだよ!?
それは……貴様がペロリストだからだ!
ペロリストだと? どういうことだ……?
貴様、女の子は好きか?
女の子が嫌いな男子なんていません!舐め回したいくらい好き、大好き!
その性欲がペロリストの証だ。 では、死ね!
な!?謎の光が!!
フハハ!どうだ! 死ぬほど可愛いだろう!
なんだ貧乳か。しかも三次元…… 二次元になってから出直してくれ。 俺はエロゲーで忙しいんだ。自家発電しなければならん。さらばだ。
さーて、続きからっと……
えっ?
え?
えっ!?スルー? こんなに可愛い女の子がいるのに!?
うるさい黙れ。 俺は忙しいんだ帰ってくれ。
(え〜……この人、私をスルーして エロゲー初めちゃったよ…… どうしよう?)
とりあえず本部に連絡しよう…… もしもし?本部ですか? 至急応援を……ハイ、ハイ。 お願いします……
(にひひ……あの人が来てくれれば こいつなんか……)
ピンポーン
こんな時に誰だよ! せっかく良いところだったのに…… 文句言ってやる!
は〜いどちら様ですか〜?
貴様がペロリストだなっ!
見なかったことにしよう。
ちょっ!ちょっとまってよ! 可愛い女の子だよ!ほらっ!
ねっ!可愛いでしょ!
なんだ三次元か……
え?扱い酷くない!? 可愛い女の子だよ!?
知らん。国に帰れ。 お前にも家族がいるだろう?
う、うわ〜ん
よし、いなくなったな。 エロゲーの続きでもするか。
ぐへへ〜あすにゃんレロレロ///
しまった、もう一人いたんだった。 しかも俺のエロゲーをやってやがる!
あ、ペロリストだ。 良く生きてましたね。
当然だ。 俺はエロゲーをやらねばならん。 クリアするまでは死んでも死にきれないんだよ!
さすがはペロリスト、しぶといですね。 ここは一旦退却して作戦を練り直すとしましょう。
いや、もう来なくていいから!
では、またいつか会いましょう。 あ、このエロゲーもらって行きますね。
ちょっと待て! 俺のエロゲー置いて行け!
くそっ!やられた! 早くエロゲーを取り返さないと……
ーー都内某所ーー
参ったな、今度のペロリストはかなり手強いぞ……
手こずっているようだな……
あ、首領!
次は私が行く。必ずペロリストを 仕留めてみせるぞ。
にひひ……ペロリストよ。 首を洗って待っていろ。 首領が必ず……
完