へぇ~、味の変わるキャンディか。舐めてみよう・・・。
お待たせ~。
遅えよ~。待ちくたびれた。
ご、ごめんね。
お詫びのキス。
(チュッ)
何する!?
ふふ~、口の中が爽やか~。
(ミント味だからな、・・・あ、コーラ味に変わった)
(ちょっとからかってやれ)
もう一回キスしてみ?
欲しがり屋さんだな~、たっくんは。
(チュッ)
あれっ、口の中がパチパチするよ?
俺はその時の感情によってキスの味が変わるのだ。
マジで?!
ちなみに今は怒ってるから、コーラ味なのだ。
うぅ~、機嫌直してよぅ。
もっかいキスしてくれたら、機嫌良くなるかも。
うぅ~。
(チュッ)
ホントだ! 今度はりんご味になったよ!
りんご味になるのは、楽しい時だぞ。
もっともっと~!
(チュッ)
うへ~! 今後はわさび味だよ!
そんなに連続でキスされると悲しくなってくるのさ。俺ってキスだけの男なのかなって思えてきて・・・。
悲しみのわさび味っ!
そんなことないよ! たっくんの事全部好きだよ!
面と向かってそう言われると、何だか照れくさくなるな・・・。
(あっ、キャンディ全部なくなっちった)
(チュッ)
また味が変わった。
照れてる時は、たっくんの味なんだね。
私はやっぱりりんご味とかコーラ味より、たっくんの味が一番好きだな。
(ドキッ)
だからたっくんが照れてる時にしかキスしてあげない。
ごめんなさい。それは勘弁。
ふふ~、調子に乗るからだよ~。
もしかしてバレてた?
感情でキスの味が変わる訳ないじゃん。
でも私は、キスするだけでたっくんの考えてること全部わかるよ?
マジで?!
ふふ~、嘘だと思うなら試してみる?
(めいっぱいエロい事考えてアタフタさせてやるぜ!)
チュッ