ピピ ピピ ピピ ピピ
いかにも安物といった目覚まし時計のアラームが鳴る うるさい
一度目覚まし時計に手をかけ、再び布団にもぐろうとする
ん?
って遅刻やん!!
やってしまった 遅刻だの寝坊ではなくあんなツッコミをしてしまったのを悔いている
売れてはいないが俺は一応芸人だ
ウソぴょん
・・・
なにをやってるんだ俺はあああああああああああああああああああ
校長先生の話並につまらないツッコミをかましたあげく、意味のわからないキャラ設定まで作ってしまった
急いで飛び出て学校へ行く ちなみに家なんてない
寝床はこの橋の下 ダンボールの優しさに包まれながらくらしている
そろそろこいつも寿命 今日の放課後にでも商店街に行ってダンボールを調達してこよう
とはいえもう六月 温かさは以前より増し、最近は起きるとダンボールをはいでいる事もある
キーンコーンカーンコーン
遅刻ギリギリでなんとか間に合った
なんて虫のいい話あるわけがない 現実を見ろ、俺
起きたのがお昼時 なのに間に合うなんてことがあったら
それはそいつタイムリープしてるから
やたら騒がしい昼休みの教室にはいる
おいおい今日も遅刻かよ 最近だらけすぎじゃないか?
こいつは俺の唯一の友達のたかお 昔からの幼馴染ってやつだ
顔立ちもよくスポーツも万能なためか女子からの人気はなかなかのものだ 少しアホだが思いやりのあるいい奴
お前がいないと話す相手もいないしつまんないんだよ
悪かったって 最近目覚まし時計の調子が悪くてさ
まぁいいさ そんな事より聞いてくれよ
ん?
俺今日2時間しか寝てないんだよね
そうなんだ あれ?今日は弁当?
ん?あ、あぁ 最近財布が寒くてな
お前は今日も食堂だろ? 弁当だけど俺も食堂で食べるから はやく行こうぜ
二人で教室を後にし食堂へ向かう
なんだ 今日は結構空いてるんだな
適当に空いてる席に座り たかおは弁当を広げはじめた
俺は一人暮らしだし、知っての通り朝に弱い そのためいつもこの学食を利用している
まずはコップを取り、冷水器で水を確保
以上
水を確保というよりは 昼飯を確保と言ったほうがよさそうだ
いつもはたかおから少しもらうのだが今日のたかおは弁当だ
あいつのお母さんの飯はまずい 人間の食べ物ではない
だから今日は水で我慢
お前またそんな・・・ 俺の弁当分けて
いらない
遠慮すんなって 身体壊すぞ ほら、分けて
いらない
・・・
そういえばさ、
?
俺今日一時間しか寝てないんだよね
・・・
こうして俺たちは毎日を過ごしている
続く






