ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
待つのだ~なぎさ~。
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
待てと~言われても~ 待てない~
そんな~ おとしごろ~なの~よ~
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
待たぬなら~
○してしまえ~
なぎさっち~
待て待てなのだ~
ごろごろ~・・・・
・・・・地球人というものは、時として理解に苦しみます。
ごろごろ~・・・・
あっエイドリア~ン。 トレビア~ン♪
渚たちは、さっきから何をしているのですか?
ごろごろ~・・・・
見て分からぬか~エイドリア~ン?
・・・・お二人が、座敷で延々と転がっているところまでは分かります。
ですが、その目的や理由が、私にはわかりません。
宇宙人との交信ですか? それとも、スピリチュアル的な何かなのですか?
ごろごろ~・・・・
うちう~? すぴりちゅある~?
ごろごろ~・・・・
ぜんぜん、無関係な~のだ~。
・・・・では一体、なんなのですか?
理由なんてないのだ~。 ただそうしたいから、してるだけな~のだ~。
ごろごろ~・・・・
えいどりあ~んも 一緒にねっころがろ~?
いえ、私は・・・・
ごろごろ~・・・・
えいどりあ~ん、 たまにはゆっっっ・・・・くぅ~り、はねをのばすのも、大切な~のだ。
いえ、私は本当に・・・・
はっ!?
ごろごろ~・・・・
かえでたいちょ~。 えいどりあ~んほういにせいこうしました~。
後ろをとられてしまいました。これでは身動きが取れません。
ふふふ~、みたかえいどりあ~ん。 これぞ必殺、『ごろごろねそべり包囲網』なのだ~。
分かりました。私の完敗です。
やった~。 かちましたよ、かえでたいちょ~。
よくやったのだ、なぎさ隊員。
ではえいどりあ~ん。 わたしたちにつづくのだ~。
ご~ご~♪
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
ご、ごろごろ・・・・
ごろごろ・・・・
う~む、えいどりあ~ん。 ちょっとどうさがにぶいのよ~?
申し訳ありません、何分始めての体験でして。
そんなことでは『WNC(ワールド・ねころがり・クラシック)』の出場はまだまだなのだ~。
そのような大会まであるのですか。
ふふふ、驚いたであろう~?
いいえ、ますます地球人が分からなくなりました。
あふん。
冗談は置いといて。
やはりでしたか。先ほどからGo○gleで検索をかけていましたが、それらしいものは見つかりませんでした。
すぐにググってはおもしろくないのだ~。例えば友達と世間話をしていて、
突然ですが、ドストエフスキーの最後の長編小説のタイトルはなんでしょう?
あーえーっとなんだったけ? 『罪と罰』? 『愛と真』? 『ケ○コとマ○ブ』?
スッスイ、スィー
『罪と罰』は惜しいな。だが他はかすりもしてないぞ。
えーなんだっけなんだっけ? あっ! たしかカラマ・・・・カラマなんとかだったような・・・・。
ピッピッ
わかった! 『空回りの兄弟』!
残念!
ペナルティとして、荷物持ちね~♪
あっ!? いっちゃんずるーい!
うわ、なにこれメッチャ重い! 何入ってる
みたら、ころす
やだなぁ~、そんなことするわけないじゃ~ん。(おお、怖い怖い)
安心して。 答えられたら開放してあげるわよ♪
う~、『罪と罰』じゃないんでしょ? ええーと、
答えは『カラマーゾフの兄弟』ですね。
1879年にロシアの文芸雑誌で連載が開始されて、よく1890年に単行本として出版されてます。
『罪と罰』に並ぶドフトエフスキーの最高傑作とされて、『白痴』『悪霊』『未成年』と併せ
・・・・・・。
まーたググってるし。少しは自分の頭で考えろってーの。
ったく、これだから最近の若いのは・・・・
いっちゃ~ん、 荷物・・・・重っ・・・・!
と、いった感じに浮いてしまうのだ。 疑問を調べることは良いことだが、時と場合によるのだ。
なるほど、勉強になりました。
ごろごろ~・・・・
おはなしは終わったえ?
そういうわけでえいどりあ~ん。
今はただ、寝転がることだけを考えて。流れに身を任せるの~だ~。
ごろごろ~・・・・
ごろごろ~・・・・
かえでちゃ~ん、待って~♪
渚には速さがたりないの~だ~♪
あははは・・・・
あははは・・・・
・・・・・・。
ごろごろ~・・・・。
~終劇~