:sword for ( int a=10; a<=99; a++ ) for ( int b2=1; b2<=9; b2++ ) for (int b1=0; b1<=9; b1++ )
う~ん、立派な大剣だ。 しかしブレイクプログラム(破壊武器)とは野蛮だね。
生憎わたしはあんたと違って、他者への不正侵入(アクセス)なんて技術は持ち合わせていないから。
さっきは油断して攻撃プログラムを 書き出すまでに至らなかったけれど、
今回はあんたのことを敵と認識している。
あれ? なんだ思い出しちゃったか。
こういう場合に備えて情報データだけは 一時的にバックアップは残しているの。
それでも断片的で曖昧な復旧だから、 記憶を整理するにはまだ少し時間が必要ね。
じゃあ、その時間オレと愉しもうぜ♪
…………
出来ればその物騒な大剣を降ろしてくれると嬉しいなぁ……あはは。
その必要は無いわね。 たった今しがた復旧は完了したから。
ちぇっ!
さあ、お喋りはここまでよ。 ここから先は、あなたの解体ショーの 始まり……
(……彼女の突き刺すような視線)
(……参ったな。 これは本気のご様子だ)
(しかしあの大剣、相当カスタマイズされているな。洗練された極上コードで組まれた大型破壊プログラム)
(こちらが防御したところで。避けたところで。それを凌駕する攻撃範囲と破壊力でオレの即死は免れないか)
(といって、もう一度オレが彼女に不正侵入させてくれるだけの隙を彼女がみせてくれそうもない……)
消えろ。改造犯(クラッカー)
ブォオオィイイオオオッ!!
オレが君を『お友達』の呪縛から 解放してあげよう。
……なっ!?
(あっぶねぇェェ!! マジで死んでしまう1秒前って タイミングだった)
…………
………………
あんた程度にあれが外せるとは 思えないケド。
言ってくれるねえ。 ちょっと凹んじゃうかも。
でもまあ、確かに現状では 無理だったよ。
多分あのコードは個人による オリジナル言語で組まれた特殊コードだ。
だったら、やっぱりあんたには 無理な話じゃない。
そうとも限らないさ。 例えばその『お友達』本人にオレが不正侵入してオリジナル言語を解読する。 ……とかね。
…………
そして推測しよう。 君は『お友達』を捜している。
……っ!
(これほど『お友達』というキーワードに 執着している点)
(加えて『お友達』が彼女の“想い人”に 書き込まれている以上、彼女は相当に『お友達』を追い求めているはず……)
どうだい? もし間違っているなら、その大剣で オレを斬ってくれればいい。
(……嘘です。斬らないでください)
…………
…………
……命拾いしたわね、改造犯。
ありがとう。 これでオレ達は晴れて恋人同士だね♪
ああん?
じょ、冗談ですっ!





