姉さん? もう電気消すよ?
うん。もう夜遅いし、 ご近所さんに迷惑だもんね
カチ
さ、ぷよぷよしようよ!
うん
ここ最近、いつも夜中の三時まで 姉さんとゆったりダラダラ 起きている。
正確に言えば付き合わされている。
うぉう!弟くん強くなったねぇ!
そりゃ、 毎晩やって…やらせれてるから…
……イヤ?
そんなんじゃないよ
そっか〜
ばーよえーん!!
姉さん、やるね。
つき合わされているが… 最近は僕も楽しんでいる ということもまた事実であった。
…ふあ……眠くなっちゃった
…僕も……
ちゃんと歯磨きして、 トイレ行きなさいね?
……わかってるよ……
口でこう言っていても 口と瞼は別物であって、 瞼は瞼で勝手に重く閉じてしまった
……………
薄れる意識の中で、 姉さんが歯磨きをして、 トイレに行ったのが音でわかる。
こら
……ああ…わぁってるよ
渋々、目を閉じたまま歯を磨く。
おざなりに済ませ、
トイレ。
ちゃんと手を洗って、 さぁ寝るか。
……………
僕の家の寝室は二階にあるのだけど 姉さんは二階へ上がる階段の途中で倒れて寝息を立てていた。
………起きなよ
…………う〜む
めんどくさかったので、 米俵みたいに、
そぉい!
と、米俵のように担いで 寝室に向かった。
さ、もう寝るよ
うん…もう寝よ
二人揃ってベッドに入る
なんか…離れすぎてない?
近すぎるんだよ
もっとこっち寄ってよ
はいはい
あ、でも今度は邪魔…… やっぱり離れてよ姉さん
え、はい、すいません…
別に謝らなくても… こちらこそすいません
え〜?そんなこと言うならもっとこっち寄ってよ
……はいはい
結局、密着して 寝ることになってしまった
弟くん
………ぇ?
眠い意識を無理矢理繋ぎ止め、 姉さんの言葉に耳を傾ける
弟くん、好きだよ
うん
眠くてしょうがなくて。
僕はその言葉を家族としてなのか、 異性として受け取るべきなのかを あまり深く考えなかった。
ただの好意だけとして受け取った。
どんなに少ししか寝ていなくても、 朝は来るらしい。
…………
目覚めて僕は戦慄した。
体が……動かない…
シリアスぶってみたものの、 事実は僕が姉さんに ホールドされているだけだった。
腰が痛い。
とても強く締め付けられている。
少ししか動かせない首で 僕の腰部を見てみると、
後ろからは姉さんの綺麗な足が がっしりと絡み付いていた。
前からは姉さんの 下腹部が宛てがわれている
万力のようなホールドだった。
骨盤が破砕されそうだ。
………起きてよ
……起きたよ
離してよ
ヤダよ
なんで?
好きだから