カキ―ン!
えっと、あれ買ったから、それとあれが…
ゴツン!
きゅう~。
バタリ。
バタン!
正奈! 大丈夫か!
心配いりません。 無事ですよ。
よ、よかった~!
では私は職員室に戻るので。
よかったね! 無事で!
ああ。
う、うん。
正奈、起きたか。
ここは?
ここは保健…
まさか私の闇の世界を滅ぼさんとする教祖の基地の拷問部屋か!!
室。
・・・。
きゅ、救急車!!
だが私はこんなことでは屈しない!
夜がある限り闇の眷属の私は破滅せん!
こんな扉、ふん!
ガラ!
ふむ、トラップがあると思っていたが以外に私を侮っているようだ。
しかしここは奴らのアジト、何か武器になるものを探さないと。
・・・。
行っちゃったけどいいの?
!?
ま、待て!
これはいい武器だ! よし、魔弾と名付けよう!
どっからどう見てもチョークだぞそれ。
さて、いい武器も手に入ったし、後は…
親玉を探して一気に倒すしかないな。
お、親玉って?
あ、正奈さん! こんにち…
出たな宣教師デスラン!
は?
今日はどうしたんですか?
実は…
説明中
なるほど、それで今にいたると。
正奈さん、私は敵ではないですよ。
じゃあ目を見せて。
どうです! この光輝く目は!
やはり敵!
な、何故!?
我ら闇の眷属に光など敵に決まっている!
我らってことは私達も仲間と認められてるってこと?
正直今の正奈の仲間とは思われたくないがな。
せ、正奈さん…
食らえ! 魔弾!
いた!
だから魔弾じゃなくてチョークな。
眞流山さん、可哀そう。
う、うう。
こんなの私の知ってる正奈さんじゃな~い!
敵討伐!
さあ! 我らの基地に帰ろう!
基地じゃなくて家な。
ついでだから寄っていい?
二人にされると困る。
コソコソ。
何で隠れながら移動してるんだ?
さあ?
カキ―ン!
よし! このゲートをくぐれば…
!! 殺気! そこだ!
ゴチン!
きゅう~。
バタリ。
正奈~!
保健室へ!
う、うん。
ここは…
正奈! 起きたか!
お姉ちゃん?
ん?
正奈、闇の眷属とかは?
何言ってるの?
おおー! 正気に戻った!
???
何でもない。 じゃあ帰ろうか。
・・・。
うん。
眞流山さんはいいの?
ほっとけば自然と治るだろう。
私は悪魔サキュバスだ!
闇の眷属の仲間として受け入れてもらいたい!
え?
・・・。
眞流山。
なんだい? 同士!
もう終わったんだ。
・・・。
え?
もう終わったんだ。
!!
あ、あの、その。
あんまりだ~!
どうしたんだろう眞流山さん?
・・・。
・・・。
二人「「そっとしておこう」」