ドカ!
バキ!
ベシ!
くすぐったいぞ~!
ファ、ファイヤーナックルが効かない!
ならば! サンダ―ボルト!
ドカーン!
そうそう、最近肩コリが激しくて。
帝王に似合わない言葉!
ブフ!
その魔法はツッコミを入れたらダメージって言っただろ。
ならばボケてやる!
校長先生! 見えてる~!
見えとるよ~!
お前じゃない!
アグ!
さて、他の私のとっておき魔法。
ファイヤーボール!
ひい!
ポト。
って、あれ?
さあ行け!
トテトテ。
なんか可愛い。
ぴょーん。
ドッカーン!
うぎゃあ!
馬鹿め! 外見に騙されて避けないから!
くっ! ならば避けてやる!
もう一発!
ポト。
トテトテ。
さあ! いつでも避ける…
ブルブル。
・・・。
チワワのように震えて可愛い!
ぴょーん。
ドッカーン!
あう!
さて、もうそろそろトドメ!
まずい! 助けるぞ寧子!
帰ったら話の続きね。
うわー、邪魔するなよー。 空気嫁ー。
そんな奴らはこいつらが相手!
コピペライゼーション!
シュピン!
な、なんだ? 光出したが…
・・・。
わ、私がいる!?
俺のところにもいるぞ!
こっちにもな!
こいつら、コピー?
・・・。
となればやはり私のコピーもいますよね。
み、みんながピンチ!
ようし、こちらは楽しもうぞ!
もうやめなさい!
邪魔するなっての!
アストラル・ホール!
うわ!
う、ウサマリー!?
私はここで見ていることしかできないみたいです。
大丈夫! 絶対負けないから!
わかりました。 信じます!
ダイエットの相談は終わった?
誰もそんな話しとらん!
あひ!
さあ! ゆくぞ!
うおおおおお!
ドカン!
バキン!
・・・。
くそ、強い!
攻撃が通じない!
まだ未熟だったのか。
諦めない!
・・・。
あ!?
逃げなきゃ!
オーバーグラビトンが来る!
こんな状況で来られたら間違いなく死ぬ!
俺まだ死にたくない!
俺もだ!
ど、どうすれば!
・・・。
解放するしかない。
届け! 我が力!
シンパシーキャロット!
シュワア!
もう、終わり。
諦めないで!
ウサギ。
私の命と引き換えに皆さんに一度だけ使える魔法を授けます! 皆さんによって魔法は違うものになりますが。
これは!
おお! みなぎってくる!
今こそ! 反撃開始!
百倍にして返してやる!
・・・。
ピンポイント・スマッシュ!
!!
パシュウ!
うぐ、急に力が抜けた。
がくり。
ギガント・ハンマー!
!!
パシュウ!
くそ、ここまでか。
がくり。
行かせてもらおう!
秘儀! 16連続切り!
!!
パシュウ!
もう、駄目だ!
がくり。
最後は私ですよね。
・・・。
ドガーン!
こんなの余裕!
これで消えろー! ダブルグラビティナックル!
!!
パシュウ!
これで、やっと私の終わり。
パシュウ。
後は頼んだよ、宇佐美。
パタリ。
宇佐美さん、今までありがとう。
ウサマリー!? 嫌だよ!
私の命で世界が救われるかもなんですよ。
でも!
後ろを見てください。
後ろ?
このままではこの青い地球が征服されてしまう。
私はそんなことは嫌です!
ウサマリー。
これが私にできる最後の役目です。
どうか、お願いしますね。
ウサマリー!
ほんの少しの間でしたが楽しかったです。
パシュウ。
!!
残りの力を魔法少女に渡したか。 愚かな。
だが私はそんなことでは負けない。
私…
ん?
私は勝つ!
ファイヤーナックル!
ドス!
くっ! 強くなっただと!?
ウサマリー、力がみなぎってくるよ!
シャキーン!
ちょっと奥さん、あの子光ってますよ。 ちゃんとLEDにしてあるのかしら?
はあああああああ!
ほう、力比べか。
乗ってやる!
二人「「うおおおおおおおお!!」」
超ウルトラスーパーファイヤーナックル!!
アルティメットアニマールナックル!!
ドゴゴン!
二人「「はああああああああ!」」
ズガーン!
く! おされてる!? 私が!?
ウサマリーだけの力じゃない!
あの地球にいるみんなの力も感じる!!
魔法少女頑張れ~!
負けるなー!
ぶっ飛ばせー!
結婚してー!
そんなんで私が負けるはず…
私は勝~つ!
んな!?
全身全霊のファイヤーナックル!!
ドカン!
ぐふ!
あれ? グリーン・ホール!?
私が吸い込まれるだと!?
まだだ! まだ私は死ぬわけには!
おのれ~! 魔法少女~!
シュウウ。
ピカーン!
お、終わった。
バキ。
プシュウ。
あ! 髪留めが!
キャッツがいなくなって用がなくなったのでしょう。
私のも壊れてしまいました。
てことはやっぱり勝ったんだ~!
ドドドドド!
な、何の音!?
た、建物が崩れる!?
に、逃げろー!
ゲートへ!
ガラガラ、ガシャーン!
ヤタ―! 地球万歳!
やっぱりこの緑の環境がすばらしいですね!
さて、我々は修行に行くかな。
そうだな。
ありがとうな!
あのー、お母さん?
はい。
私はどうしたら?
家族なんだから一緒に住むに決まってるだろう!
まあそれはいいんですが…
学校でどう呼べば?
先生でいい。
わかりました!
さーて! 遊ぶぞ~!
お前は再テストの勉強しろ!
地球嫌ー!
うむ、やはりそう簡単にはいかなかったか。 地球征服は諦めよう。
キャッツ様、次は何処の星に?
そうだな…
太陽なんてどうだろう? 南国っぽいし。
我らはキャッツ様にお供する身! 何処へでもついてゆく所存です!
でも太陽にはゲームないんだよね。
当分は飽きない程度には回収しました!
おおー! でかした!
太陽をさっさと征服してみんなでプレイするぞ!
承知!
ヨー!
うん? 奴はいいのかって?
・・・。
まあいいだろう。
あいつなりの居場所に向かっただけだ。
地球よ、今は見逃してやる。
だが私はまた征服しに帰ってくる。 地球が愛と勇気と萌えのない世界になった時!
その時までせいぜい征服されないでくれよ。 後新作ゲームを大量に作っておけよ。
それじゃあ行くぞ! アニマールズ!
みんな「承知!」
次の日。
赤点だー!
わ、私も。
補習コース!
ひいい!
やっと解放された。
さて! 遊ぶぞー!
ウサ―。
ん? どこかで聞いた声?
ウサ―。
!!
まさか!
ウサ―!
う、
う、うう。
宇佐美さん、ただいま。 さっそくですが地蔵軍団が地球に攻めてきてるという情報がありまして。
ウサギがしゃべった~!
結局そこに戻るんかい!
こうして、今日も魔法少女とウサマリーの戦いは続くのであった。