魔法使い同士の決闘に巻き込まれてたので遅刻しました~。
お前は遅刻の度に嘘を吐くな。
嘘を吐いたら、閻魔大王に舌を引っこ抜かれるんだ!
そんな迷信下らねー。
その教師が言っていることは本当だ。
な・・・何だぁ?! 教室が・・・!
私は閻魔大王だ。そしてここは地獄だ。
ケモ耳娘じゃねえか!
あー! 閻魔の気にしてる所言ったー!
もう許さぬ、もう許さぬぞー!
お前の舌を引っこ抜いてやるー!
ひぃーーっ!
・・・引っこ抜くので、舌を出してくれぬか?
え・・・、えっと、こう?(ベーッ)
で・・・では、失礼。
ん・・・(クチュ・・・)
(うわ・・・この女、舌絡めてきやがった・・・ッ?!)
んうぅ・・・(レロレロ)
(こ・・・これが俗に言う・・・、ディ、ディープキス・・・!)
(き、気持ちよすぎて地獄なのに昇天しちゃいそうだぜ・・・!)
ホーハ、フハイハホー!(どうだ、辛いだろう!)
チュポン! チュポン!
うわーーー! 頭の中が釜茹で地獄のように沸騰しちゃうーーッ!
うぅ・・・、まるで舌を引っこ抜かれるかのようなベロチュー・・・。腰が抜けた・・・。
これに懲りたら、もう嘘はつかないことだ。
でも、たまーになら嘘ついてくれてもいいのだぞ?
その・・・、長い事地獄にいると、閻魔もお口が寂しくなるのだ。
翌日・・・。
世界の平和の為に闘っていたら、遅刻しました。(キリッ)
爽やかに嘘ついてんじゃねーよ。