『少女の角笛6』

っはぁーーーい!

私はこの神社のアイドル!

高千穂 慧良(たかちほ あきら)ちゃん、でぇーーーす!

☆ミ

みなさんからは、あーちゃん、きららちゃん、とかとか呼ばれてまぁーす!

あ、パフュームじゃないぞ☆ミ

好きなものは、キツネうどん!趣味はお掃除とお散歩!好きなタイプはーーー

って!何聞くんですかぁー?!

もう!エッチ!

ま、私をリードしてくれる、と・の・が・た?

なんちゃってーー!きゃー♥(≧∇≦*)

(うわぁ、うっぜぇ)

んでんで、アナタは?

あ、私、もう用事すんだんで、帰りますね。

え?!

なごり惜しいですが、ここでおいとまさせてもらいますね?

まったまった!それ、帰るときのセリフって言っても、実家に帰るときのテンプレだから!

(あーうっぜ)

自己紹介とかなしですかぁ?

えー、と

丹下 咲夜。高1。好きなもの、秘密。趣味、秘密。好きなタイプ、寡黙な人。

おk?

ならなら、今、好きな人とかいます?

えー?

いない、かな?

ならなら、彼氏とかいました?

興味ないです。

じゃじゃ、好きな服のコーデとかは?

いや、特にないですよ。

え、じゃじゃ、えっとえっと・・・。

あ、ケータイ返してもらえます?

あ、はい

咲夜はケータイを取り返した。

じゃ、さようなら

ちょ!

ワンモアチャァァァァァァァァァンッス!!

あ、あと十分!いや、五分でもいいんで、お話しましょ!ね?ね?

(どんだけ暇なんだ・・・このみーーー

みーーーー

み?)

そういえば、あんたは・・・・

え?はいはい!なんでも聞いてください!

・・・化け猫?

狐です!この耳は狐です!

・・・

そう・・・最近の神社は色物じゃないと、誰も参拝しないから、苦肉の策なのね・・・。

ち!違いますよ!

私は、ア・イ・ド・ル、なんです!

A○B48的な?

どっちかって言うと、もも○ロ的な。

・・・・。

・・・。

(やっぱ、いろものじゃん)

おーい、慧良!こっち手伝え!

ふと、神社の向こうから、若い男の声がした。

それは咲夜も聞いたことある、この神社の神主の声だった。

っち、あのクソ坊主めっ!

おいお前、アイドルがしっちゃダメな顔してんぞ。

てへぺろ☆

同性にはそれは効かない。

てへぽろ☆

なんだか、ドキドキする?!

てへどろ☆

ゴジラと戦いそうね。

てぽどん☆

それは自国にしまいなさい!

ふふ、咲夜さん、面白い人ですね!

また機会があったら来てくださいね?私はいつもここにいますから。

あー気が向いたらね。

それじゃ、私は腐れ和尚が待っていますので!

それでいいの?アイドルよ

と、慧良は神社裏に小走りで向かう。

あ、

ねぇ、高千穂さん?

?はい?

最近、この森に蚊とかでるの?

出ませんよ。まだ夏には遠いいし!

ま、そうよね。ありがと、高千穂さん

あ、私のことは、あーちゃんかきららちゃん、もしくは、あきらちゃんでお願いします☆

サラダバー!と、慧良は大手を振って去って行った。

ふむ・・・・まぁ、こんな時期に蚊なんていないわな。

ってことは・・・・

【ハメルーン事件】は、もう終わったわね。

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公開日 2013/02/06 01:19 再生回数 6

作者からのコメント

ここから、急展開なのはご都合で。テヘペロ☆

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