落葉香達は林間学校で野原に来ていた。 そこでお昼にカレーを作ることになった。
ではみなさん、開始してください。
いくぞー!
了解!
・・・。
はぁ~。
班別けで落葉香と正奈と別れてしまった。
どうしよう、私料理はしないからカレーなんて作れんぞ。
よし! チームメンバーにまかせよう!
おーい、眞流山ー。
本当、嘘、本当、嘘、本当、嘘。
正奈と離れたのが真実なのか花占いで決めるなよ。
うっさいですね、こっちは切実なんです!
ま、まあいいや。
それより、昼飯どうする?
そりゃ作りますよ?
おおー! そうか!
あなたが。
・・・。
え?
だからあなたが作るんですよね?
私はお前が作ると思っていたが?
・・・。
私、作ったことないです。
右に同じ。
二人「「これはまずい」」
そうだ! 我らにはもう一人仲間が!
とりゃ! どうだ! 食らえ!
やたー! レア素材ゲトー!
二人「「戦力外か」」
どうします?
と、とりあえず落葉香達の様子を見に行こう。
落葉香ー、もうすぐホワイトカレー出来上がるよー。
こっちもまっかっかカカカカレーが出来上がるぜ!
すごい人の数だな。
くそう! 正奈さんが見えない!
お! なんかいい匂い♪
確かに。
あり? 解ちゃん。
おう。
偵察ですな!
別に勝負してないだろ。
たは。
お姉ちゃん、眞流山さんも来てたんだ。
ええ! 正奈さんのいるところ私ありです!
そ、そうなんだ。
カレー作らなくていいの?
二人「「う」」
その反応…
さては料理できないな!
ええ!?
私は食べる専門だ!
お、お姉ちゃんは知ってるけど…
まさか眞流山さんが苦手なんて。
うう!
あ、あまり包丁を使う機会がなくて!
出来なくてもそのうち覚えるよきっと。
・・・。
行きましょう! 挑戦しますよ!
ええ!
頑張れば何とかなる!
うああああ~!
後で味見させてね~♪
さて、どうしたものか。
まずジャガイモの皮むき?
それだ!
でもどれで?
そりゃ包丁で…
二人「「・・・」」
二人「「危ないな」」
どうする?
もうお手上げなんですが。
二人「「ぐぅぅ」」
二人「「はぁ~」」
ふぅ、やっと落ち着けるよ。
さてと、お昼~♪
あれ? どうしたんですか?
どうもこうも、カレーが作れなくて困っているんですよ!
え? そうなんですか?
しょうがない、正奈達に訳を話して少し貰ってこよう。
行ってらっしゃい。 私は自分で作るので。
ああ、わかった。
・・・。
何!?
作れるの!?
まぁ、カレーぐらいなら。
おお! 救世主!
はい?
私達はサポートに回ります。
・・・。
料理ぐらい少しやっておいた方がいいですよ。
二人「「返す言葉もない」」