今日はいい天気だな。
こんな日はなんかいいことが起きそうだなぁ。
お姉ちゃん、おはよう。
おはよう、正奈。
ちょっと出かけてくるね。
ああ、いってらっしゃい。
バタン。
そういえば何処に行くか聞いていなかったな。
まあでも大丈夫だろう。 迷子になる年でもないしな。
でもずいぶん急いでたな。
まさか…、男?
ま、まぁあいつもそういうことに興味をもつのも年相応だよな。 きっと…
でももし仮にデートだったとしても掃除した後の服装で行くようなものじゃないはず。 とするとその線は消える。
まあ男ではないだろう。 あいつに言いよってくるやつは眞流山以外は私が排除してるし。
となると友達… それなら事前に私言うだろうからその線もなくなる。
まあ出かけるのはあいつの自由だから私が心配しなくても大丈夫だろう。
でももし仮に、万が一、90%くらいありえないかもしれないが、犯罪に巻き込まれでもしたら…
・・・。
・・・。
・・・。
だー! 考えていてもしょうがない! 心配だから後をつけよう。
くそ! 見失った! 我が妹ながら素早い!
だがあいつのことだ、そんなに遠くには行かないはず…
こうなったら総当たりだ!
こんなところに来るわけないか。
ここも涼しいが、来ても意味がないよな。
あ、ついでに正奈にお守りを買っておこう。
落葉香や怒阿保じゃあるまいし休みの日に学校には来ないか。
物思いにふけるにはいい場所だな。
しかしここも来る必要がないよな。
行きそうな場所を一応行ったが結局いなかった。
解ちゃ~ん。 おはよう。
ん? ああ落葉香か、おはよう。
ちょっと聞きたいんだが、正奈を知らないか?
正ちゃんなら図書館に行ったよ。 眞流山さんといっしょ…
な!? なんだとーーーー!?
え? 急に何!?
正奈とアイツは今二人っきりなのか!?
う、うん。
こうしちゃいられない! 落葉香! 情報ありがとう!
ど、どういたしまして?
お姉ちゃんが行くまで待ってろ正奈!
今頃きっと理性を失った眞流山が正奈を…
※これは解羅の脳内イメージです。
ここ、どこですか?
決まってるじゃないですか。 人気のないところですよ。
ここなら正奈さんをとことん愛することができます。
ど、どう言うことですか!?
じゅるり♡
こ、怖いよぅ。
そこまで怯えられると…
ま、眞流山さん?
興奮して味わいがいがあります。
お、お姉ちゃん、助け…
眞流山!! 絶対駆逐してやる!!
そして図書館に着き、ドアを開ける。
正奈! 大丈夫か!
お、お姉ちゃん!? どうしたの?
お前が眞流山といっしょだと聞いて飛んできたんだよ!
うわ、さらに余計な人が来た。
お前、正奈に変なことしてないよな?してたら痛い目に会うことになるが。
どんなことが変なことになるのか私わかりません。 教えてくれませんか?
そ、それはだな… ここではちょっと。
つまりここでは言えないことをあなたは考えていたと。
ち、違う! お前がそういうことをしそうだと思って…
じゃあ言えますよね♪ 言ってくださいな♪
ぐ、えっと、あの。
どうしたんですか? さあ早く言ってくださいよ。
お、お前! 今日という今日は許さ…
君たちちょっとうるさいから来てもらえるかな? 来なかったら…
解「!?」 眞流山「!?」
返事は!!
二人「「はい」」
そして二人は館長に小2時間ほど怒られたと言う。
どうしてこうなった。
私に聞かれても、つっかかってきたのはそっちでしょ。
お前が危険人物でなければ私だって大声出さなかったさ!
私がいつそんなことしました?
じゃあ聞くが、なぜ成長記録というノ―トを持っている?
それは私の…
しかもそのノートに何故か正奈の名前が書いてあったのはどうしてだ?
いつか嫁になる相手のことを調べるのは結婚相手として当然のことじゃないですか。
開き直るな! しかも嫁言うな! そういうところがあるからお前を正奈に…
図書館ではお静かに! 復唱!
二人「「図書館ではお静かに」」