対策室本部
状況はどうなっている?
指令! 各方面からのゲリラ戦を展開されています。早く手を打たないとこのままでは……
本部! 聞こえるか? 応答してくれ!!
どうした? アンドリュー
安藤 竜「次の目標地点と思われる場所に着いた」
了解した。こちらから指示があるまで……
安藤 竜「今更、作戦を立てたって無駄ですよ。やる事は一つなんですから」
待て! 突入用強化装甲A・G<アマ・ガッパ>は装備したのか!?
安藤 竜「そんなもん、要らないですよ。俺には長年付き添ったこいつ……展開式簡易防壁Be・ニール傘がありますから。それじゃあ、後の事は頼みます!」
アンドリュー!!
安藤 竜「マリアンナか。なぁ、一つだけ俺のわがままを聞いてくれないか?」
鞠 杏奈「……何?」
安藤 竜「俺が無事に帰って来たら俺と……結婚してくれ!!」
それって……
安藤 竜「それじゃあ、行ってるぜ!! 頼むぞ相棒!! 持ちこたえてくれよ」
アンドリュー!!!
安藤 竜「くそ……。なんて、激しい……ぐわ!! 相棒!! くそったれ、持ってかれた!!! このままじゃ……ぐ、ぐは、わっぷ、うわぁーーーーーー……」
ザザザザザ
アンドリュー……。私、あなたの事……
アンドリューの犠牲を無駄にするな! 彼の情報を基に、至急次の予測をまとめるんだ!! 急げ!!
別に何とも思ってないのよね。はい、すぐにまとめてメールに書き起こします
――
ピピピピピ
お、携帯メールだ。何々……ゲリラ豪雨情報? げ、こっちの方じゃん。出かけるのは止めとくかー
なんて特務部隊が頑張って、日々ゲリラ豪雨の情報を配信してるとかしてないとか。