ふふ~ん♪
おはよー! なんか機嫌良さそうだね!!
お、そうなんだよ。実は俺さ、この間ぱんつくったんだよ!
え……
それが美味しくてさー
そ、そうなんだ……
こう、やっぱり生地が大事でさ! 柔らかすぎず堅すぎず……なんだけど、やっぱり柔らかい感じが好きで。なんとなくツルツルしてるのもたまらなくてさ!!
へ、へぇ……
そうだ、今度良かったら一緒にぱんつく……
あ、じゃ、じゃあね
あ、おい!! なんで逃げるんだ?
あ、委員長!
あら、おはよう。何か良いことあったの?
実はさ、この間ぱんつくったんだよ!!
へぇ?
まだ温かいうちに食べたから、美味しくてさ! こう、口に含むと芳醇な香りが拡がって……。委員長は、ぱんつくった事無いの?
あるわけないでしょう!!
あ、おい……。何怒ってるんだ?
あ、おーい
……何?
お前って、料理部だったよな?
そうだけど?
実は俺、この間ぱんつくったんだけど、何かコツとかってあるのか?
……
思ってたよりは簡単だったんだけど、次はもっと美味しくしたいな~って思って
……
あ、ちょっと待てよ。何だよ、もう
あ、あのね
あ、先生!
えっと、その……
聞いてくださいよ。俺、ぱんつくったんですよ!!
だ、だから、そういう事は、あまり大声で言わない方が良いと思うの。そのね……? 女の子も居るわけだし……
あ、さては先生……ぱんつくった事無いんでしょう?
な……。あ、あるわけ無いじゃないですか~!!
はは、ぱんつくった事無いだけで、あんなに恥ずかしがるなんて。先生も女性なんだな~
先生、こいつです
うむ。なぁ、お前、ぱんつくったんだって?
え? あ、はい!
とっても美味しかったんですよ
そうか。そういう事に興味があるのは先生も良く分かる。だがな、それは若さゆえの過ちなんだ
うん、そうだな。ちょっと、先生と相談室で話そうか。何、俺も男だ。お前の気持ちは分かってやれるさ
え? えぇ!!? な、なんの事ですか!!?
パンツなんか、食べた事無いもん……