『ぐだぐだな日常14』

うっわ~・・・・! いい眺め~♪

こらこら渚、そんな子どもみたいにはしゃぐななのだ。

えっへへー☆

しかし、こんな高そうなホテル、よく抑えられたのだ。一体何処にそんなお金があったのだ?

えへへー、ちょっと内職が捗りすぎちゃって。

あ、もちろん今月の使用分の内だから、心配しなくて大丈夫だよ、楓ちゃん。

そ、そうなのか。なら安心なのだ。

見てみて楓ちゃん! ほらこれ高そうなワイン~♪

渚、私たち二人ともアルコールは飲めないことを知っててはしゃいでいるのかなのだ?

おっと、こいつぁうっかりだぜ☆

わたしはその横のレモネードで十分なのだ。

ちょうど2本あるね、せっかくだしこの夜景をバックに乾杯でもしてみよ?

レモネードとはいえ、中々ロマンチックそうなのだ。

それじゃさっそく用意してくるね♪

頼んだのだ。

・・・・・・。

(いかん、さっきから脈拍が安定しないのだ。極度の緊張状態なのだ。)

(いきなり渚からデートのお誘いがあったと思ったら、こんな高級ホテルにつれてこられるし・・・・)

(しかもダブルベッドなのだ。これは余計に意識してしまうのだ。)

(もわもわもわぁ~・・・・)

(ぬおぉぉぉおおお!!!!)

(勝負下着つけといてよかったのだー!!!)

お待たせ~♪

はい楓ちゃん、どーぞ♪

う、うむ、ありがとうなのだ渚。

シュワシュワシュワ~・・・・

こうしてみると、レモネードでも雰囲気十分だと思わない、楓ちゃん。

そっそうだなんあ・・・・

(さらに緊張してきたのだ~。心臓が今にも飛び出してきそうなのだ~。)

もしかして楓ちゃん、緊張しちゃってるの?

なっ!?

ば、ばかを言ってはいけないのだ渚。べ、別に私は緊張などしては・・・・

えー、ほんとかな~?

ほ、本当なのだ! なんだったら、確かめてみてもいいのだ?

おやおや良いのかえ楓ちゃん? 今日の渚さんはちょっとしたウルフちゃんですよ?

わぉ~ん♪

・・・って、これじゃ狐なのだ。

あうぅ・・・・ そういう細かいことは置いといて。

そうなのだ、せっかくの高級そうなレモネードの炭酸が抜けてしまうのだ。

早く飲もうなのだ、なぎs

楓ちゃん!

ダン!

な、渚・・・・!? どうしたのだ急にそんな怖い顔をして・・・・。

ねぇ、楓ちゃん・・・・。

な、渚、ちょっと顔が近いのだ。

あたしね、楓ちゃんのこと、好きなの。

!!

そ、そんなこと、いいい今更言われなくても分かっているのだ。世間の常識なのだ。コモンセンスなのだ。

そうだよね・・・・。

そうだよね。

そうなのだ、全く何をいまさr

でもね、

ん?

それだけじゃもうあたし、もの足りないの・・・・。

な、なぎさ、何を!?

レモネード・・・・ こぼしちゃうと大変だから・・・・

そ、それはそうだが、いや待つのだ渚!? そこから先は私も未知の・・・・

なんで? 今まで散々あたしの身体をもてあそんできたじゃない?

今更恥ずかしがること、ないでしょう?

もてあそぶだなんて・・・・ 私は渚のことをそんなぞんざいに扱ったりなど・・・・

ね、かえでちゃん・・・・。

な、なぎっ・・・・!?

・・・・! ・・・・・!?!??!

! ・・・!?!??!??!????!!!

・・・・ぷはぁ!

・・・・かえでちゃん・・・・。

ななんな、・・・・ なぎ・・・・! なぎ・・・・!

あたし、ずっと我慢してたんだよ?

かえでちゃん、いつも隙あらばあたしの身体を触ってきて、あたしの弱いところ、全部知ってて・・・・

な、なぎさ!? だ、ダメなのだ!? それ以上はダメなのだ!?

その度にね、自分の中に煮え切らない気持ちが出てきたの。これよりも先のことを知りたいのに・・・・

もっとかえでちゃんと、身体を重ね合わせて

イカーァーアーン!!!!!

どーん!!

うわぁ! ビックリした!

渚! これ以上から先はR-18なのだ! 健全なキミPをこれ以上汚すことはできないのだ!

え? 何いってるのかえでちゃん?

はっ!?

(しまった、ついメタフィクション的なことを叫んでしまったのだ。せっかくの雰囲気がぶち壊しなのだ。)

ええとだな渚、これはその・・・・。

・・・・かえでちゃん!

なぎ、むぐぅ・・・・!

!!?!?!?

!!?!? !!?!?!!?!??!??!?

あたし! かえでちゃんのこと好き! 大好き! 愛してるの!

でもね、言葉や行動だけじゃもう、満足できないの!

なっ! なぎさ!? 本当にウルフちゃんになってしまったのか!?

かえでちゃん、あたしもっとかえでちゃんと愛し合いたいの!

だ、ダメなのだ! なぎさ! だっ・・・・ああ・・・・

ぬふっ ぬふふふふ・・・・

? 楓ちゃんどうしたの?

! 渚!

はっ! ここは現実!?

何々? もしかして、何か変なことでも考えてたりして?

ふふん、そんなわけなのだ? (メッチャ考えてました。妄想とはいえごめんなさいなのだ。)

ど~だっかね~? はい、レモネード♪

あ、ありがとうなのだ。

・・・・本当に、綺麗な夜景だね。

・・・・渚の方が、綺麗なのだ。

あらお上手♪ でもだったら楓ちゃんも負けてないよ♪

ふふ、当然なのだ。

楓ちゃん『じいしきかじょー』だよ♪

ふんなのだ。

せっかくだし、この夜景をバックに、乾杯しよう♪

中々ロマンチックなのだ。そそるのだ。

えーそれでは、乾杯の音頭はあたしがとります♪

ビシッと決め台詞、お願いするのだ。

えーそれでは、

二人の永遠の愛に、

乾杯☆

・・・・乾杯☆

キン☆

~終劇~

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公開日 2012/09/23 18:56 再生回数 23

作者からのコメント

なんていうか、恥ずかしい。次→http://www.kimip.net/play/s2AcJ

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