~前回までのあらすじ~
ツンデレ魔法使いと 可愛い賢者に導かれ… 俺は不思議なんじゃねダンジョンに やってきた!!!
そこで俺達を待っていたものは、 想像を越えた修羅の世界だった!!
………
……
…
~不思議なんじゃねダンジョン~
勇者 HP:7 5% 「あー……なんかお腹空いたな…」
魔法使い HP:200 90% 「…お腹が減ったなら さっき入口でもらったパンを 食べれば良いじゃない」
勇者 HP:7 5% 「あ、そうか! やっぱ賢いな魔法使いは!」
魔法使い HP:200 90% 「私が賢いのは当然だけど 足元に気を付けないと 危ないわよ?」
カチッ。 何かのスイッチを踏んだ。
泥だ!
パンは腐ってしまった! くさったパンを手に入れた。
魔法使い HP:200 90% 「あーあ……」
勇者 HP:7 5% 「う、うわぁああああああッ! 俺のパンが腐ったパンにぃッ!」
魔法使い HP200 90% 「…足元を見て歩かないから そういう事になるのよ」
勇者 HP:7 4% 「ぁぁぁぁぁ…………」
魔法使い HP:200 90% 「空腹だからって戦えないわけじゃ ないでしょ? さっさと行くわよ」
勇者 HP:7 3% 「魔法使いよ…君のパンを 俺に分けてくれないか……?」
魔法使い HP:200 90% 「嫌よ」
勇者 HP:7 3% 「……どうしても駄目か?」
魔法使い HP:200 90% 「ただちに問題ないでしょう?」
勇者 HP:7 2% 「空腹で倒れそうだ……」
魔法使い HP:200 90% 「……仕方ないわね。 これを使いなさい」
勇者はパンの巻物を手に入れた。
勇者 HP:7 2% 「何これ美味しいの?」
魔法使い HP:200 90% 「いいから巻物を読んでみなさい」
勇者 HP:7 2% 「仕方ないな……」
勇者はパンの巻物を読んだ。
薬草がパンに変わった。 薬草がパンに変わった。
勇者 HP:7 2% 「…って俺の薬草がぁぁッ!! パンにぃッ、パンにぃッ!!」
魔法使い HP:200 90% 「良かったわね。 これで満腹になれるわよ」
勇者 HP:7 1% 「あ、ありのままに起こった事を 話すぜ!!」
勇者 HP:7 1% 「巻物を読めと言われて読んだら 手持ちの薬草が全てパンに 変わっていた……」
勇者 HP:7 1% 「何をされたのか分からなかったが 俺も何をしたのか分からない…。 頭がどうにかなりそうだった…」
勇者 HP:7 1% 「毒の沼で死ぬだとか そんな生温いもんじゃねえ…。 もっと恐ろしいものを…」
魔法使い HP:200 90% 「ほらさっさと食べないと 空腹で倒れちゃうわよ?」
勇者 HP:7 0% 「空腹で倒れそうだ!! 早く…早く何か食べないと!」
魔法使い HP:200 90% 「どうでも良いから さっさと食べなさいよ……」
勇者 HP:7 0% 「あ、じゃあ頂きます」
勇者はパンを食べた。 少しお腹がふくれた。
勇者 HP:7 30% 「クックック……… みなぎって来たぜ……!! 俺の勇者パワーが……!!」
魔法使い HP:200 90% 「…満足した? それじゃあ先に進むわよ」
勇者 HP:7 30% 「あれ、そういえば 何で君の満腹度は減ってないの? ずっと同じ数値だけど…」
魔法使い HP:200 90% 「さっきそこで ハラヘラーズの腕輪とかいうのを 拾ったのよ」
魔法使い HP:200 90% 「どうやら装備してるだけで 満腹度が減らないっていう アイテムみたいね」
魔法使い HP:200 90% 「あなたもその辺に落ちてるものを 装備してみれば良いんじゃない? 色々落ちてるみたいだし」
勇者 HP:7 30% 「……じゃあそうするか…。 お!あんな所に良さそうな腕輪が 落ちてるじゃないか!早速…」
勇者はどす黒い腕輪を手に入れた。
勇者 HP:7 30% 「何これカッコいい……! この腕輪には一体どんな効果が あるんだろうな!」
魔法使い HP:200 90% 「………」
勇者はどす黒い腕輪を装備した。
デデデデデデ……デデン♪
なんと! どす黒い腕輪は呪われていた!!
勇者は呪われてしまった!!
魔法使い HP:200 90% 「あーあ…」
勇者 HP:7 30% 「あ…あれ!? この腕輪……外れないんだが…」
魔法使い HP:200 90% 「…何、呪われてるの?」
勇者 HP:7 30% 「この呪いは無かった事に…」
魔法使い HP:200 90% 「……ならないわよ」
勇者 HP:7 30% 「マジか……。 どうすれば良いんだ……」
魔法使い HP:200 90% 「仕方ないわねー…。 とりあえず賢者に呪いを解いて 貰いなさいよ……」
勇者 HP:7 30% 「そういえばその賢者は どこにいったんだ? 姿が見えないが……」
魔法使い HP:200 90% 「そんなはずないでしょ? 賢者なら私の後ろに……」
魔法使い HP:200 90% 「あれ?」
魔法使い HP:200 90% 「賢者が……いない……」
勇者 HP:7 30% 「…で、どうするんだ?」
魔法使い HP:200 90% 「と…とにかく賢者を探すわよ! もしかしたら危険な目に あってるかも知れないわ!」
勇者 HP:7 30% 「クックック……。 今こそ勇者としての実力を 見せてやる……!!」
勇者 HP:7 30% 「待ってて下さい、賢者さん!!」
勇者 HP:7 30% 「うおおおおおおおおおおおッ!」
魔法使い HP:200 90% 「あ、ちょっと!!」
………
……
…
~その頃の賢者~
魔物 「ぷぎぃ」
賢者 「あらあら~。 魔物さんがこんなにいっぱい~」
賢者 「これは少し~ピンチかも~ しれませんね~」
果たして、勇者と魔法使いは 賢者のピンチに間に合うのか!
つづく…。